1989 Fiscal Year Annual Research Report
建築仕上げ材用触覚センサ-の開発とその設計への応用に関する研究
Project/Area Number |
01550439
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
岡島 達雄 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (30024243)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水谷 章夫 名古屋工業大学, 工学部, 助手 (60141892)
堀越 哲美 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (80144210)
若山 滋 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (00167090)
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Keywords | 建築仕上げ材 / 触覚センサ / 設計 / 温冷感 / 硬軟感 / 粗滑感 |
Research Abstract |
1.温冷・硬軟・粗滑の3物理量を測定できる一個の触覚センサ-を作製した。 2.実際の建築仕上げ材料42種類を測定し、それぞれの材種や表面仕上げの試料に十分当該触覚センサ-が対応できるかどうかを検証し、その問題点を拾い上げた。 (1)3物理量測定機が合体したため、それぞれの接触初期値の調整に一工夫が要請される。 (2)粗滑の物理量測定において、試料に直角に作用する荷重が試料の種類によって変動するための誤差が生じる。このための考案が望まれる。もちろん(1)との関連も深い。 (3)温冷の物理量の測定は定温下で十分なものであったが、外気温が高温になって接触子との温度差が小さくなると測定時間が長くなる。接触子の温度を外気温と一定にするなどの対策が考えられる。 (4)接触子の摩耗の影響がどの程度になるか、何回位の測定で交換すべきかの見極めが必要である。基準試料を測定し、その測定値が一定値を越えると交換するなどの対策が考えられる。 3.以上に基づき接触センサの改良を一部行った。 4.温冷・硬軟・粗滑の物理量と心理量の対応を試み、相関係数0.8以上を得た。 5.温冷・硬軟・粗滑3感の常温以外の適用性と限界について実験、考察した。 6.部位別性能基準値や各空間各部位の設計指針の作成は、当該年度から、次年度に持ち越された。
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Research Products
(2 results)