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1989 Fiscal Year Annual Research Report

茎頂組織培養を利用したイチゴの大量増殖苗の変異の検出

Research Project

Project/Area Number 01560026
Research InstitutionUtsunomiya University

Principal Investigator

藤重 宣昭  宇都宮大学, 農学部, 講師 (40008016)

Keywordsイチゴ / アイソザイム / 等電点電気泳動 / 茎頂組織培養 / 変異
Research Abstract

1.イチゴの茎頂組織培養を利用した大量増殖苗から見出された桃色果実を生産する個体と正常果を産出する個体との間には、果色以外の表現形質には差が見出せない。そこで葉のアイソザイムに着目し、ザイモグラムのバンド数の差異から、変異株を検出しようと試みた。用いた電気球動法は等電点焦点法である。今回、試みた酵素種はグルタミン酸脱水素酵素(GDH)、アコニタ-ゼ(ACD)、ヘキソキナ-ゼ(HK)、エステラ-ゼ(Est)、フマラ-ゼ、フラクトキナ-ゼ、アルデヒドオムバンドが1本、Estでは3本、GDHでは7本であった。残りの酵素種ではバンドの検出ができなかった。検出できたアイソザイムは、バンドの数では、変異株と正常株との間には差異はなかった。したがって、変異株の検出法にはならない。これまで9種の酵素種と、今回の4種とあわせて13種の酵素について検討してきた。未だ有効な検出法となるアイザイムを見出していない。引き続き、未検討の酵素種につき、検討する予定である。
2.温度条件を変えて育てたイチゴ苗の葉のパ-オキシダ-ゼのザイモグラムの変化を検討した。育苗条件は15℃、25℃、変温(10〜28℃)の圃場である。アイソザイムの主要バンド数に対して、温度は何ら影響しなかった。
3.以前に見出していたパ-オキシダ-ゼのザイモグラムのバンド数が変異株と正常株で異なる現象は、今回、同一変異株の系統を変えて検討したところ、再現性がなく、検出法に使えないことが判明した。

URL: 

Published: 1993-03-26   Modified: 2016-04-21  

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