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1989 Fiscal Year Annual Research Report

線維芽細胞培養系におるけ天然型高次構造をもつコラ-ゲン線維の形成

Research Project

Project/Area Number 01570008
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

小林 邦彦  名古屋大学, 医学部, 助教授 (30001051)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 星野 洸  名古屋大学, 医学部, 教授 (40000913)
Keywordsコラ-ゲン / 細胞培養 / 線維芽細胞 / コラ-ゲン細線維 / コラ-ゲン分子束 / アスコルビン酸2リン酸 / 天然型コラ-ゲン / 電子顕微鏡
Research Abstract

線維芽細胞を培養し、以下の実験・観察を行なった。
1.培養細胞をシャ-レ上で固定・包埋し、超薄切片の透過電顕像を観察した。1か月の継続培養で比較すると、活性持続型アスコルビン酸(AsP)存在下で培養したものは、AsP非存在下に比べ細胞層も細胞外基質も増えていた。細胞外基質には周期性のあるコラ-ゲン細線維の存在が確認された。しかし、高倍率像の画像解析によっても、周期内染色パタ-ンの方向性の有無の判定や、細線維を構成するコラ-ゲンα鎖の同定を行なうに耐える像はまだ得られていない。これは、培養条件が適切でないことも考えられるが、それ以外にまだ電顕観察のための技術的問題(固定・包埋など)もあると思われるので検討中である。
2.培養上清および細胞層の酢酸抽出液をATP酢酸溶液に透析しコラ-ゲン分子束(SLS)を作らせ、電顕観察した。AsP存在下1か月培養細胞の酢酸抽出液(粗コラ-ゲン標品)で十分きれいな(分析に耐える)SLS像が観察された。主成分はI型コラ-ゲンであるが、これ以外に、α1ホモトリマ-も存在していると思われる。プロペプチドの存在は確認できないので、この培養条件でプロセッシングは正常に進行していると思われる。培養上清中のコラ-ゲンは確認できていない。
3.上記粗抽出コラ-ゲンを生理的条件におき、細線維を形成させた。電顕観察により、十分分析に耐える、周期性と方向性をもった天然型のコラ-ゲン細線維がin vitroでは形成できることが確認された。
4.コラ-ゲン細線維やSLSの電顕写真の分析に、購入した画像解析装置が有用であることが分かった。

URL: 

Published: 1993-03-25   Modified: 2016-04-21  

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