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1990 Fiscal Year Annual Research Report

高等動物リボソ-ム蛋白遺伝子の発現調節

Research Project

Project/Area Number 01570121
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

田中 龍夫  琉球大学, 医学部, 教授 (70018688)

Keywords鶏リボソ-ム / リボソ-ム蛋白遺伝子 / 発現調節
Research Abstract

高等動物のリボソ-ムは、4種類のRNAと約80種類の蛋白から成る複雑な構造物であり、各成分は同調して過不足なく合成されると考えられている。本研究は、このような同調機構解明をめざして、リボソ-ム蛋白遺伝子の発現調節機構を明らかにしようとするものである。
計画途中で、材料をラットから鶏に切り換えることが必要になったため、本年度は先ず、鶏のリボソ-ム蛋白のcDNAクロ-ニングを行った。L5、L7a、L30、L37aの4種類の蛋白のcDNAクロ-ンを得、その塩基配列を決定した。このうちL5については、報告されている数種の生物の相同蛋白との比較により、何らかの機能的意義を持つと思われる共通配列を認めたので報告した。
この4種類のリボソ-ム蛋白各々に対応する4種類の遺伝子をクロ-ン化し、その構造解析を進めている。すでにL37a遺伝子の約5000塩基対のDNA塩基配列を決定し、その5'上流域には、いわゆるシス・コントロ-ルエレメントに特徴的な回文構造も存在することが認められているが、他の遺伝子の構造解析がやや遅れているため、これらとの比較検討によって、同調した発現調節に関与すると思われる特徴的な共通配列を抽出するには到っていない。
一方、我々が以前から分析を進めて来たアルドラ-ゼB遺伝子の、発現を調節していると考えられるDNA結合蛋白2種類を精製し報告した。これが直接リボソ-ム蛋白の発現調節にも係わっているとは考えられないが、この経験は、今後同調調節に関与する因子の解析を進めて行く上で貴重なものであろう。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Ito,Kikukatsu et al.: "Two different HNFlーlike transcription activators in the liver bind to the same region of the rat aldolase B promoter" Biochem.Biophys.Res.Commun.173. 1337-1343 (1990)

  • [Publications] Kenmochi,Naoya et al.: "The primary structure of chicken ribosomal protein L5" Biochim.Biophys.Acta.

URL: 

Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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