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1989 Fiscal Year Annual Research Report

血管柄付長管骨移植術-移植骨の骨の動態に関する実験的研究-

Research Project

Project/Area Number 01570845
Research InstitutionNara Medical University

Principal Investigator

玉井 進  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (10075088)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 矢島 弘嗣  奈良県立医科大学, 医学部, 助手
水本 茂  奈良県立医科大学, 医学部, 助手 (60192358)
Keywords血管柄付長管骨移植 / 中足骨移植 / マイクロスフェア-法 / 横径増大現象 / 血行動態 / 家兎
Research Abstract

血管柄付長管骨移植術における移植骨の血行動態などの複雑な実験を行うには、既存の実験モデルでは非常に高度な技術が必要である。そこで作製が容易で、かつ実際の臨床における移植形態に近い実験モデルの必要性を痛感してきた。今年度は家兎を用いて浅伏在動静脈を血管柄とする中足骨移植の実験モデルを作製し、その血管系の検索、および移植後のviabilityについて検討した。さらに下肢骨の血流動態についてマイクロスフェア-法を用いて検討した。(方法)家兎を用い、BATSON'S ancitomical corrosion compoundを大腿動脈より注入して中足骨周囲の血管樹脂模型を作製した。さらに幼若家兎(1kg)を用い浅伏在動静脈を血管柄として第2中足骨を挙上し、脛骨中央部に作製した骨欠損部に有茎で移植し、レジン創外固定法にて固定した。移植後骨標識物質の投与を行い、そのviabilityを調べた。また一方、幼若家兎を用いて、左心室に挿入したカテ-テルより^<51>Crアイクロスフェア-を投与し、下肢の骨の血行動態を検討した。(結果)血管樹脂模型において、中足骨が浅伏在動脈から栄養できることが確認された。そこでこの動脈を血管柄として中足骨を挙上できることが判明した。一方、移植実験においても、中足骨が生きた状態で移植されたことが脱灰および非脱灰標本で明らかとなった。本モデルの作製は容易で中型動物を用いた血管柄付骨移植の実験モデルとして有用であると思われた。この結果は平成元年度骨軟骨移植研究会及びマイクロサ-ジャリ-学会にて報告した。本年度同学会誌に投稿予定である。
またマイクロスフェア-法による中足骨の血流測定は簡便な方法であり、重量当りの血流量は大腿骨、下腿骨に比して少なかった。
さらに横径増大現象と血行動態の関係について追跡調査中である。

URL: 

Published: 1993-03-26   Modified: 2016-04-21  

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