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1989 Fiscal Year Annual Research Report

核磁気共鳴法による蛋白質と揮発性麻酔薬の相互作用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 01570863
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

吉矢 生人  大阪大学, 医学部, 教授 (80028505)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 谷口 吉弘  立命館大学, 理工学部, 教授 (70066702)
真下 節  大阪大学, 医学部, 講師 (60157188)
Keywords揮発性麻酔薬 / NMR / 相互作用 / 麻酔機序
Research Abstract

19FーNMRによって各種麻酔薬の1次元スペクトルを取った。ハロセン、エンフルレン、メトキシフルレン、イソフルレン、セボフルレンの水溶液中でのスペクトルピ-クの帰属を明らかにした。また、1HーNMRの観測から水素核信号の帰属を明らかにした。シクロデキストリン水溶液のHーNMRの観測からスペクトルを取り、文献のピ-クを確認した。
麻酔薬ーシクロデキストリン複合体を合成し、その複合体のスペクトルを観測した。複合体の分子間相互作用をみるために、麻酔薬、シクロデキストリン単体のスペクトルと比較したところ、化学シフトで観測される変化は非常に小さく、麻酔薬ーシクロデキストリン相互を検討するのは非常に不利であることが明らかになった。今後は、相互作用の変化に非常に敏感な緩和時間の視点から相互作用の解明を行う事にしている。
高圧セルが導入されガラス金属の接合部の耐圧試験を行っている。高圧に耐え、なおかつ超強磁場で磁束を乱さない接合材料の検討を行なっている。現在、不十分ながら有力な接合剤はエポキシ樹脂であることがわかった。近く、接合技術が確立する見とおしである。耐圧性が確立された後には、実際にNMR装置に常圧下で挿入し、磁場の均一性を調整し高圧下の測定を行なう。磁場の均一度を調整するのは、このような金属性セルでは一般に非常に困難であり尚数ケ月を要するものと思われる。
現有のNMR装置(共同研究室)の不具合が解決解決をみず、NMRの測定は立命館大学理工研究所で使用している。

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Published: 1993-03-26   Modified: 2016-04-21  

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