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1990 Fiscal Year Annual Research Report

癌遺伝子の発現によるヒト腎癌の悪性度分類と遺伝子情報に基づく診断法の開発

Research Project

Project/Area Number 01570899
Research InstitutionYokohama City University

Principal Investigator

執印 太郎  横浜市立大学, 医学部, 助手 (80179019)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 窪田 吉信  横浜市立大学, 医学部, 助教授 (10106312)
穂坂 正彦  横浜市立大学, 医学部, 教授 (30106330)
Keywordsヒト腎癌 / Bーmyb遺伝子 / cーmyc遺伝子 / cーerbBー1遺伝子 / Retimoblastoma遺伝子 / Pー53遺伝子
Research Abstract

我々はヒト腎癌の発生、増殖、転移に深く関与する因子を明らかにする目的で、ヒト腎癌の原発組織、転移組織、正常腎組織を対象として、約30種類の癌遺伝子、癌抑制遺伝子の発現を調べた。そしてその結果より、ヒト腎癌の予方、増殖力、転移に関与する因子を究明して、最終的には遺遺伝子発現に基づく遺伝子診断法を開発することを目標とした。
その結果、腎癌組織は十分に採取可能であったが、転移組織については、未治療の検体を十分量採取する事が困難であった。各組織よりRNAを抽出してRNAレベルでの癌遺伝子、癌抑制遺伝子の発現を検討した結果では、myb関連遺伝子であるBーmybが、ヒト腎癌の増殖力に関連する遺伝子の1つと判明した。その他従来報告してあった、cーmyc、cーerbBー1遺伝子についてもヒト腎癌の癌化、進展に関与している事がさらに確認された。癌抑制遺伝子であるRetinoblastoma遺伝子Pー53遺伝子については、その発現や、機能が消失することが、癌の悪性化をさらに進展すると考えられるが、Retinoblastoma遺伝子は、原発癌組織、転移組織、正常によらずほぼ均等に発現しており、ヒト腎癌とは特に関係ないと考えられた。又、Pー53遺伝子については癌、正常組織ともにに発現はみられずこれについてもヒト腎癌の癌化には関係していないと考えられた。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] 執印 太郎: "ヒト腎癌におけるAーmyb、Bーmyb遺伝子の発現" 日本泌尿器科学会雑誌.

  • [Publications] Taro,Shuin.: "Cーmyc as a tumor marker" Human Cancer Markers.

  • [Publications] Shimizu,M.: "Introduction of normal chromosome 3P modulates the tumorigeni city of a human renal cell carcinoma cell line YCR" Oncogene. 5. 185-194 (1990)

URL: 

Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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