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1989 Fiscal Year Annual Research Report

末梢血中塩酸パパベリン濃度測定による血管性インポテンスの鑑別診断に関する研究

Research Project

Project/Area Number 01570908
Research InstitutionToho University

Principal Investigator

白井 將文  東邦大学, 医学部, 教授 (50004841)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高波 真佐治  東邦大学, 医学部, 助手 (60163226)
三浦 一陽  東邦大学, 医学部, 助教授 (00057697)
Keywordsインポテンス / 血管性インポテンス / 塩酸パパベリン / 陰茎周径増大曲線 / 陰茎 / 勃起
Research Abstract

262例のインポテンス患者に対し塩酸パパベリンを陰茎綿体内に投与しmercury stosin gaugeで勃起の状態を正確に記録し、その勃起曲線をパタ-ン分類するとともに、一部の症例(31例)について末梢血中への塩酸パパベリン流出量を高速液体クロマトグラフィ-で測定し、勃起曲線のパタ-ンとの関係を検討した。先ず勃起曲線のパタ-ン分類であるが、塩酸パパベリン注入後急速にカ-ブが上昇しピ-クに達した後しばらくプラト-な状態が続き陰茎周径増大率が20%以上を正常パタ-ン(Ntype)、正常パタ-ンに似ているが陰茎周径増大率が低いものをN^1type、またカ-ブの上昇が極めて緩徐で陰茎周径増大率のピ-クに達するまでに時間を要し、ピ-ク時の周径増大率も低いパタ-ンをAtype、カ-ブは急上昇するがピ-クに達した後すぐ下降をはじめるパタ-ンをVtypeと分離した。これら各typeと末梢血中への塩酸パパベリンの流出量を比較してみると、Ntypeの流出量が最も少なくAtype、N^1type、Vtypeの順に流出量が多い結果となり、従来から言われているAthpeは流入動脈系の障害、Vthpeは流出静脈系の障害のパタ-ン曲線であることが判った。またN^1thpeはNtypeの亜系ではなくパパベリンの流出量がみると流入動脈系と流出静脈系が共に軽度障害されていると考えられた。以上の結果は塩酸パパハベリン負荷時の陰茎周径増大曲線をパタ-ン分類することにより血管静インポテンスの鑑別が可能であることを示している。そこで自験262例を4typeiパタ-ン分類したところNtype119例(45%)、Atypeが27例(10%)、N^1typeが58例(22.5%)、Vtypeが58例(22.5%)と予想以上に血管性インポテンスが多いことが判明し、しかも流出静脈系の障害によるインポテンスが多いことが判明した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 加藤隆久: "陰茎周径増大曲線のパタ-ン分類による血管性インポテンスの鑑別診断の試み" 日本泌尿器科学会雑誌.

URL: 

Published: 1993-03-26   Modified: 2016-04-21  

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