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1989 Fiscal Year Annual Research Report

アパタイト系試作裏層材の基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 01571057
Research InstitutionTsurumi University

Principal Investigator

河野 篤  鶴見大学, 歯学部, 教授 (00064345)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 坂本 富則  鶴見大学, 歯学部, 助手 (80139617)
加藤 保男  鶴見大学, 歯学部, 講師 (60139607)
Keywordsアパタイトセメント / 裏層材
Research Abstract

今年度は、研究実施計画に記載したように、アパタイト系試作裏層材の基礎的研究として、圧縮強度及び歯質・レジンに対する接着強さの経時的変化(1日、1週間、1カ月、3カ月)を比較検討し、日本歯科保存学会1989年度秋季学会にて発表を行った。
1.圧縮強度はJIS規格に準じ資料作製、結果として1日後559kg/cm^2〜3ヶ月後391kg/cm^2の強度を示し、アパタイトライナ-・タイプIIと同程度の結果を示した。
2.歯質との接着試験はヒト抜去大臼歯を用い、エナメル質・象牙質について引張り試験を行った。結果としてエナメル質に対し初期の段階では接着しているが、1ヵ月以上経過したものについては接着性が低下の傾向を示した。象牙質に対しは1日後31.9kg/cm^2〜3ヶ月後 28.8kg/cm^2と安定し、HA-アパメント、ハイボンド・カルボセメントと同程度の接着強さを示した。
3.レジンとの引張り試験も行い、全ての試料においてセメント側にて凝集破壊を起こした。1日後30.3kg/cm^2〜3ヵ月後28.1kg/cm^2と安定し、象牙質との接着強さとほぼ同程度の値を示した。
以上、試作セメントは圧縮強度及びエナメル質の接着強さにはやや問題があるが、象牙質・レジンに対する接着強さは経時的に安定した実験結果となった。
又、現在寸法変化を測定しているが、市販セメントは収縮の傾向が認められるのに対し、やや膨張の傾向が認められた。更に経時的変化を測定すると同時に、実際抜去大臼歯に充填した時の歯質-セメント-レジンの界面の状態を観察及び分析を行い検討する所存である。

URL: 

Published: 1993-03-26   Modified: 2016-04-21  

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