• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1989 Fiscal Year Annual Research Report

超音波探傷装置を臨床検査機器としての応用

Research Project

Project/Area Number 01571077
Research InstitutionAichi Gakuin University

Principal Investigator

小野 積  愛知学院大学, 歯学部, 講師 (70150787)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉友 信孝  愛知学院大学, 歯学部, 助手
加野 晃  愛知学院大学, 歯学部, 助手 (10201435)
寺倉 健  愛知学院大学, 歯学部, 助手 (30211387)
Keywords義歯床下粘膜 / 超音波方 / 全部床義歯 / 臨床検査機器
Research Abstract

本研究は全部床義歯症例の難易度を術前に、しかも客観的事実の裏付けのある方法で評価する臨床検査方法を確立することを目的としている。
第一段階として、超音波探傷装置と圧力センサ-を併設して、顎堤粘膜面に直接荷重を加えた時の荷重両と顎粘膜厚径の変化量を同時に測定し得る装置を試作した。次いでこの装置を用いて、被験者の顎粘膜厚径の変化量と被験者が疼痛を訴えるまで荷重を加えた時の荷重の大きさを計測した。以下に結果を示す。
1.上顎の顎の粘膜厚径は口蓋中央部が薄く、口蓋後方側方部は厚い。口蓋後方部と切歯乳頭部の厚径は個人差が大きい。
2.粘膜厚径がほぼ同一でも被験者によってと極めて低い荷重で疼痛を訴える場合があったが、又顎粘膜厚径が全体的に薄い被験者が比較的大きい荷重に対しても疼痛を訴えない場合もあった。つまり、疼痛を訴える時の荷重量には個人差が大きい。同一被験者においても、部位に疼痛を訴える荷重の大きさが異なる。
3.疼痛を訴えるまで荷重を加えた時の顎堤粘膜の厚径の変化量は、部位により異なり、又荷重した部位の粘膜厚径との関連はみられなかった。
4.本装置の口腔内に適用するプロ-ブの形状が不適当で、口蓋後方部では計測できない場合があった。
以上の様に、現段階では臨床検査方法として確立するために有効な結果は得られていない。これは装置の改良に手間取り、被験者数が少ない事が影響していると考えている。今後は、口腔内に適用するプロ-プの形状の改良を行った後、被験者数を増し、臨床検査方法として有効か否かを判定したい。

URL: 

Published: 1993-03-26   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi