1991 Fiscal Year Annual Research Report
遺伝性網膜変性症ラットにおける白内障・小眼球症疾患モデル動物の育成と遺伝学的解析
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01580047
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
柳生 茂 藤田保健衛生大学, 医学部・総合医科学研究所・実験動物, 助手 (10200479)
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Keywords | サッカロ-ス / 白内障 / 遺伝性網膜変性症ラット |
Research Abstract |
遺伝性網膜変性症ラット(RCS/Nーrdy/rdyーp/p,RCS/Nーrdy/rdyーP/P)の飼料にサッカロ-スを25%混入させ、生後3週齢より動物に食べさせ実験したところ、実験開始後2週間後には肉眼的にも白内障が雌雄ともに観察された。動物は両眼共に白内障が観察され・病理学的には水晶体の混濁が見られた。投与後14日目のサッカロ-スを投与した動物には前年度の実験に見られたような、Y字状の細胞増殖した所が見られなかった。遺伝性網膜変性症にサッカロ-スを投与しても、網膜変性の進行に影響はなかった。BNラット(aabbHHPP)とRCS/Nーrdy/rdyーp/p)との交配を行いF_1,F_2において網膜変性と毛色との関連性をしらべた所、F_1において、すべて正常であり、F_2においては、すべての場合(すべての毛色)に網膜変性が見られた、しかし例数が2〜3例しかないので、今後さらにくわしく検討したい。
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