1990 Fiscal Year Annual Research Report
自然生活体験学習の実態とその成果に関する研究(フロンティア・アドベンチャ-事業を中心に)
Project/Area Number |
01580108
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
小畠 哲 筑波大学, 体育科学系, 教授 (00205444)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井村 仁 筑波大学, 体育科学系, 講師 (30203334)
橘 直隆 筑波大学, 体育科学系, 講師 (60148244)
吉田 章 筑波大学, 体育科学系, 助教授 (10015852)
飯田 稔 筑波大学, 体育科学系, 助教授 (90114032)
寄金 義紀 筑波大学, 体育科学系, 教授 (80110477)
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Keywords | 自然生活体験学習 / フロンティア・アドベンチャ-事業 / 自己概念 / 自然認識 / 野外教育 / アドベンチャ-・プログラム |
Research Abstract |
今年度の研究目的は、平成2年度にフロンティア・アドベンチャ-事業での国庫補助を受けた事業体の内、特色あるプログラム運営や指導者養成を行っている5事例(山口県、徳島県、静岡県、神奈川県、川崎市)を選択し、フロンティア・アドベンチャ-経験が参加者に及ぼす教育的効果(自己概念、自然認識)について事前・事後・1カ月後の調査により検討することにある。対象は、5事例に参加した小・中・高校生283名(男子157名、女子126名)である。参加者の自己概念の変容を見るために梶田(1980)の作成した自己成長性検査を、また自然認識の変化を見るために「自然」を刺激語として自由連想法による調査と自然に対する8つの刺激語毎に10対の形容詞を5段階評定するSD法により調査をそれぞれ実施した。 主な結果は、以下の通りである。 1.フロンティア・アドベンチャ-経験により参加者の自己概念は、キャンプ直後に向上する傾向にある。しかしながらその効果は、1カ月後まで持続するものではない。 2.「自然」に対する連想語は、風景的・生物的要因が主で、あまり変化はみられない。しかしながら、その構成語は、体験がなされた自然環境や内容により影響を受ける。 3.自然に対するイメ-ジは、フロンティア・アジベンチャ-に参加することにより、より身近で生き生きしたものに変容し、それは1カ月後まで持続する傾向にある。
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Research Products
(1 results)