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1989 Fiscal Year Annual Research Report

密閉容器内での球状火災のふるまい

Research Project

Project/Area Number 01580223
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

三神 尚  東京工業大学, 原子炉工学研究所 (10016842)

KeywordsTiCl_4 / 流れの可視化 / 渦構造
Research Abstract

本年度の研究では、TiCl_4法による可視化実験の経験を積み、問題点を明らかにすることに重点がおかれた。光源として35mWHe-Neレ-ザ(NEC GLG 5740)を用い、焦点距離-16.4mmの円筒面凹レンズ(シグマ光機CLB-1020-15N)により、テスト部に厚さ約2mm、長さ約100mmのレ-ザシ-トを生成できる光学系を作成した。一方、TiCl_4液体(25℃での蒸気圧15mmHg)中に、テスト気体を円筒形の焼結金属エレメント(SMC、ブロンズ100μm)を通して微細な気体として導入し、TiCl_4を蒸発させることにより、実験目的に必要な濃度のTiCl_4を含む気体を生成させた。測定系の検証の目的で、まず水分を含む空気中へオリフィスから噴出するTiCl_4を混入させたヘリウム気体の軸対象噴流の可視化実験を実施したが、定常噴流、および断続噴流について、予想どおり境界領域においてコヒ-レントな渦構造を明確に観測することができた。現在のところでは、接写カメラにより、高感度フィルム(Kodakレコ-ディングフィルム2475)上に画像を記録し、スキャナ(エプソンTG4000)を用いてEPSFの形式でマイクロプロセッサにとり込み画像処理をおこなっており、ガスバ-ナ(プリンスGT5000)の乱流噴流火災の構造との差異を検討している。運動する火災球の可視化も同じ方法により可能であるが、時間的形状変化をとらえるには、ビデオカメラによる計測が必要である。このため、CCDカメラ(東京電子CS3440)およびビデオタイマ(FORA VTG-33)により、各時刻ての可視化画像をビデオ録画装置を用いて記録するシステムの試験を実施中である。

URL: 

Published: 1993-03-26   Modified: 2016-04-21  

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