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1989 Fiscal Year Annual Research Report

確信度を考慮したテストの採点方法とCAIにおける項目選択の方法の最適化について

Research Project

Project/Area Number 01580275
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

繁桝 算男  東京工業大学, 総合理工学研究科, 助教授 (90091701)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松田 稔樹  東京工業大学, 工学部, 助手 (60173845)
藤森 進  岡山大学, 教育学部, 講師 (00173477)
Keywords多肢選択テスト / 項目反応理論 / 認知プロセス / CAI / 自信度
Research Abstract

本年度は多肢選択形式のテスト反応に対する分析方法についていくつかの提案を行なった。一つは、多肢選択テストに反応する際の認知プロセスを考慮した新しい反応モデルの提案である(教育心理学研究、1990、38、83-88)、このモデルは、項目に対する知識をどの程度持っているかをモデルに組入れたもので、被験者の能力や学力の推定値の程度が、従来のモデルに比して高いことがデ-タによって検証された。また、このモデルと類似した新しいモデルによって、多肢選択テストに対するデ-タベクトルから、被験者がある教授領域を修得したかどうか、すなわち、masterか、non-masterかを判別するモデルと母数の推定法を提案し、実デ-タに適用した(教育心理学会第31回大会発表論文集、8400)、このモデルは、CAI等における学習者の経路の最適化のために直接利用できる。すなわち、各々の教授領域の特徴により損失表を用意すれば、修得したとする確率の値如何によって、学習者を次の領域へ進ませるかどうかを決定できる。
多肢選択テストに対する反応に加えて、その項目に対する解答に自信があるかどうかを想定して、2次元従属変数のための項目反応モデルを提案した(日本教育工学会第5回大会講演論文集P-285-286)。このモデルによって、能力や学力の推定値の精度が高くなることが期待されるだけではなく、項目の特徴、たとえば、ケアレスミスが多い項目、自信がなくても正答しやすい項目かどうかが明らかになり、また、被験者の特徴についても、自信を実際のコンピ-テンスとの関連が明らかとなり、教授指導上都合が良い。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 繁桝算男,市川雅教: "知識状態を反映した項目反応モデルの提案と母数の推定" 教育心理学研究. 38. 83-88 (1990)

URL: 

Published: 1993-03-26   Modified: 2016-04-21  

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