1989 Fiscal Year Annual Research Report
一輪車走行技能獲得過程を題材としたタスクアナリシスと教育目標タキソノミ-の研究
Project/Area Number |
01580287
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
野嶋 栄一郎 早稲田大学, 人間科学部, 助教授 (20000086)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢島 正晴 早稲田大学, 人間総合研究センター, 客員研究員
梅沢 章男 福井大学, 教育学部, 助教授 (70151925)
小玉 昌久 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (80008135)
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Keywords | 一輪車 / テレメ-タ / 身体的動きの計測 / VTRカメラ / 感圧センサ / 傾斜角センサ / タスクアナリシス / 走行技能 |
Research Abstract |
本年度は、一輪車走行時の被験者の身体的動きを計測するための環境設定の検討を行なった。全体の動きは10m程の距離をおいたVTRカメラで撮影でき、この位の距離で走行の邪魔にはならないことが判明した。体育館等の室温競技の場が使用可能であれば、上部からのカメラも設置可能であり、この条件は、早稲田大学人間科学部の体育館が完成(平成2年4月完成予定)すれば整うことになる。 より生理的な指標としては、上体の左右、前後のバランス、両足の着地の回数などが走行技能の習熟度を表す指標としてあげることができる。我々はこのような測定を可能にするため、本年度多用途テレメ-タを購入した。感圧センサを用い、脚部の着地状態を、傾斜角センサ-を用い、上体の動きを、それぞれ測定し、テレメ-タに受診記録することを試みている。現段階では最適な接着位置と、安定した接着方法を求めている段階にある。 また、研究者のデ-タ解釈力を増すために、研究者自身が被験者となり、一輪車走行技能獲得の訓練を行なっている。これによって、被験者の内観のたずね方、あるいは内観でとのようなデ-タが獲得可能かが推察できる。インタビュ-の内容と、インタビュ-をはさみ込むタイミング、並びにそのときにおける再生テ-プの利用法についての検討も同時に行なっている。
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Research Products
(1 results)