1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01603011
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
橋本 健治 京都大学, 工学部, 教授 (20025919)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古崎 新太郎 東京大学, 工学部, 教授 (40011209)
藤井 哲 九州大学, 機能物質科学研究所, 教授 (20038574)
越島 哲夫 京都大学, 木材研究所, 教授 (00109068)
岡田 弘輔 大阪大学, 工学部, 教授 (20028947)
冨永 博夫 東京大学, 工学部, 教授 (00010760)
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Keywords | 石炭ガス化 / 合成ガス変換触媒 / 高分子炭水化物の直接醗酵 / バイオマス変換前処理 / ヒートポンプ / 太陽熱エネルギーの貯蔵 / 海水ウランの吸着採取 |
Research Abstract |
本研究班は、石油に代る有力なエネルギー資源として、石炭、バイオマス、太陽熱、ウランに注目し、これら資源のクリーンで安全でかつ効率の良い利用技術の早急な開発を目的に、6つの研究班を組織して相互に緊密な連絡をとりながら強力に研究を遂行している。 石炭変換用高活性・高選択性触媒の開発班では、石炭の低温ガス化、CO/H_2比調節用触媒の開発、合成ガスから高オクタン価ガソリン、ディーゼル軽油、C_1〜C_3混合アルコールを生産する触媒、ならびにメタノールをガソリンへ変換する新規触媒の開発に顕著な成果が得られた。 石炭の新しいガス化プロセスの開発班では、石炭の迅速熱分解、超臨界ガス抽出において、石炭転化率、液状収率の大幅向上、選択性改善に成功した。さらに、噴流層型ガス化装置の開発、高温ガス化を可能とする要素技術の開発、高温乾式脱硫剤の開発に大きな成果が得られた。 生物燃料直接醗酵菌の育種班では、バイオマスをエタノール等の液体燃料へ効率的に変換するために、糖化と醗酵を同時に行える微生物の育種を目ざして、数種の遺伝子・酵素のクローン化に成功した。 リグニンの低分子化によるバイオマス変換前処理の研究班では、マイクロ波照射、加溶媒分解、担子菌による脱リグニン、爆砕、炭酸ガスレーザー照射等の種々の前処理法の開発、実用化の可能性が検討された。 太陽熱エネルギーの資源化に関する研究班では、太陽熱とヒートポンプの複合システムおよび太陽熱利用乾燥システムについてソフトとハードの両面より検討され、システムの熱力学的解析、混合冷媒利用によるヒートポンプの高性能化、吸収式ヒートポンプの開発等がなされた。 海水ウラン採取に関する研究班では、海水ウランを工業的に採取する技術の確立を目的に、耐久性のある吸着剤製法の確立、海流・波力を利用して接触効率を向上させる新規吸着装置の開発が推進された。
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[Publications] 橋本健治: "Factors Affecting the Reactivity of Coal Chars during Gasification,and Indices Representing Reactivity" Fuel. 68. 1461-1475 (1989)
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[Publications] 冨永博夫: "Mechanistic Study on the Alcohol Synthesio over Molybdenum Catalysts" J.Catal.115. 388 (1989)
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[Publications] 岡田弘輔: "Expression of the Xylanase Gene of Bacillus pumilus IPO in Saccharomyces cerevisiae" J.Ferment.Bioeng.
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[Publications] 越島哲夫: "MicrowaveーIrradiation of Lignocallulosic Materials X.Corversion of MicrowaveーIrradiated Agricaltural Wastas into Ethanol" Wood Research. 76. 1 (1990)
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[Publications] 藤井哲: "混合冷媒R22+R114の水平平滑管内凝縮" 第27回日本伝熱シンポジウム講演論文集.
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[Publications] 古崎新太郎: "海水ウラン採取用キャピラリー繊維充填吸着ユニットの海流利用方式への適用" 日本原子力学会誌.