1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01605003
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
中嶋 嶺雄 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (80014447)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
国分 良成 慶応義塾大学, 法学部, 助教授 (20146567)
井尻 秀憲 神戸市外国語大学, 外国語学部, 助教授 (70193365)
中兼 和津次 一橋大学, 経済学部, 教授 (80114958)
小島 朋之 京都産業大学, 外国語学部, 教授 (00153536)
徳田 教之 筑波大学, 社会科学系, 教授 (60133021)
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Keywords | NIES / 近代化 |
Research Abstract |
当研究班の本年度の目標は、過去2年間の研究実績をふまえ、理論的、実証的な比較研究を更に深く押し進め、まとめの段階に入ることであった。研究分担者は随時に情報交換を行い、また年に4回の研究合宿を重ねたことにより、共同研究として極めて充実した成果があったものと確信している。今年度は、国際社会が大きく変動した年となり、当研究班の研究対象となっている中国、台湾、香港においても、その影響は多大なものがあった。それは、研研究班の研究合宿にも大きく反映されたが、個々の研究会を列挙すれば、以下の通りである。 第一回研究会(6月11日〜12日)では、国分良成が「中国の民主化運動ー最近の情報」、小島朋之が「中国の政治改革ー激動の過程」と題する報告を行い、6月4日の天安門事件直後ということもあり、尚一層活発な討議がなされた。 第二回研究会(9月14日〜15日)では井尻秀憲が「台湾の民主化と政党の役割変化」、徳田教之が「中国政治改革の現段階」と題して報告し、真剣な討議が行われた。 第三回研究会(10月15日〜16日)では、中兼和津次が「中国の工業化とそのメカニズム」、井尻秀憲が「台湾現地調査報告」と題した報告を行い、熱心な討議が行われた後、各自の研究成果のまとめ方等が検討された。 第四回研究会(2月26日〜27日)では、国分良成が「政治体制改革の形成と展開:1980年代」、小島朋之が「中国の改革・開放と台湾、香港との相互関係」、井尻秀憲が「台湾地方選挙現地招査報告」と題する報告を行ない、活発な討議がなされた。また。各分担者の研究成果の論文テーマを決定し、執筆に取りかかることとなった。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 中嶋嶺雄: "とう小平・李鵬の誤り" 『VOICE』. 7月号. (1989)
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[Publications] 小島朋之: "中ソ首脳会談と中国外交ー変貌する「独立自主の平和外交」" 『国防』. 4月号. 48-66 (1989)
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[Publications] 中兼和津次: "中国における農工間資源移転ー再考" 『経済学研究〈一橋大〉』. 29. (1989)
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[Publications] 井尻秀憲: "「台湾共和国」に民意はあるのか" 『東亜』. 3月号. 26-39 (1990)
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[Publications] 井尻秀憲: "中華民国の民主化と民進党の役割" 『問題と研究』. 10月号. 48-65 (1989)
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[Publications] 国分良成: "中国政治の現状と展望" 『東亜』. 12月号. 9-18 (1989)
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[Publications] 中嶋嶺雄: "『中国の悲劇』" 講談社, 301 (1989)
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[Publications] 小島朋之: "『さまよえる中国』" 時事通信社, 249 (1989)