1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01607004
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
園田 昇 大阪大学, 工学部, 教授 (20083983)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉野目 浩 北海道大学, 工学部, 教授 (00000779)
福本 圭一郎 東北大学, 薬学部, 教授 (50004586)
大城 芳樹 大阪大学, 工学部, 教授 (70028984)
谷口 宏 九州大学, 工学部, 教授 (10037715)
諸岡 良彦 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70016731)
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Keywords | 超高率分子変換 / 酸素酸化による分子変換 / 炭素ー炭素結合の活性化による分子変換 / 増炭素手法による分子変換 / 不斉分子識別による分子変換 / 反応性電極による分子変換 |
Research Abstract |
重点領域研究「超高率分子変換」は、分子変換の方法論的原点にたち、一般性のある超高率的な新方法を創出することを目的とし、研究組織は総括班と5つの研究実施班よりなる。本研究はその総括班に関するものであり、各研究班を総括するとともに、機器分析手段の提供、各種化学情報の提供、ならびにシンポジウムを通しての各班および各班員間の情報交換の促進等により、各班員の研究の支援を目的とするものである。また総括班には研究評価グループを置き、本重点領域研究全体の進捗状況を把握し、適宜適切な助言を与える。上記目的を達成するため、本年度に行なった活動の概要は次の通りである。1.本年度は各班員からの多岐にわたる多量の研究支援要請に応えるため、初年度に導入した200MH_Z NMRとプロトンーカーボン専用FTーNMRのグレードアップを行うとともに、キャピラリー専用GC-MSを導入した。2.通算7回の公開シンポジウムを開いたが、本年度はそのうち第6回(6月)と第7回(1月)の計2回の公開シンポジウムを開催し、それぞれ11人、13人の班員による研究成果の発表を行なった。第7回シンポジウムでは、班員外の研究者による講演を企画し、本研究の活性化を図った。また、シンポジウムでは全体会議とともに班別会議を開き、各研究課題別に研究成果の綿密な検討を行なった。3.これと平行して、班員相互間で成果と問題点に関する情報の流通の促進をニュースレター(広報誌)の形で行なった。4.オンライン検索による各班員への化学情報の提供を行なった。以上、研究支援態勢の拡充、化学情報の提供および各班員間の情報交換の促進を通じて全体計画の推進を図った。本年度は、本研究の最終年度にあたるため、本研究を通じて得られた成果の取りまとめを行ない成果の公開と社会への還元に向けて準備を整えつつある。
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