1989 Fiscal Year Annual Research Report
人間ー機械・システム協調のための高次コミュニケーションに関する基礎的研究
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01633001
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
野口 正一 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (80006220)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
当麻 喜弘 東京工業大学, 工学部・情報工学科, 教授 (50016317)
相磯 秀夫 慶応大学, 理工学部・電気工学科, 教授 (90051250)
鳥脇 純一郎 名古屋大学, 工学部・情報工学科, 教授 (30023138)
池田 克夫 京都大学, 工学部・情報工学科, 教授 (30026009)
田中 穂積 東京工業大学, 工学部・情報工学科, 教授 (80163567)
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Keywords | 高次コミュニケーション / 知能インタフェース / 知的処理 / 知識と知識の相互作用 / コミュニケーション機構 |
Research Abstract |
本重点領域研究の目的は、機械システムが真に人間の道具として役立つように、機械システムが人間に合わせて協調する新しいコミュニケーションと、情報処理の基礎研究を行うことである。 平成元年度は、次のグループ毎に各研究テーマを個別的に進め、総括班(本研究)が全体を把握しまとめた。 (O)総括、(A)高次コミュニケーションの基礎研究グループ、(B)高次コミュニケーションの研究グループ、(C)知能インタフェースの研究グループ、(D)高次コミュニケーションシステム構築に関する研究グループ(O)は本研究全体を総括する。(A)では、高次コミュニケーションを情報の認知、理解、推論、そして行動に至る総合的なプロセスとして捉え、この立場から本重点領域研究の基礎を与える理論研究を行った。(B)では、人間と機械が協調するための高次コミュニケーションの研究を知識と知識の相互作用の観点から行った。(C)では、メディアを通しての人間ー機械間のコミュニケーションの動的モデルと、知識の形成過程について研究した。(D)では、高次コミュニケーションを実現するためのシステム構成論の研究を行った。 平成元年11月14日には、シンポジウム「知識情報と高次知的コミュニケーション」、平成2年2月2日には、シンポジウム「ヒューマン・マシンインタフェース」を盛会裡に開催し、平成元年度の末には、各グループの研究成果を発表し討論する集会を行い、今年度のまとめを行った。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 白鳥則郎、張堯学、高橋薫、野口正一: "プロトコルの合成支援環境の構成と実現" 電子情報通信学会論文誌DーI. J72ーDーI. 33-42 (1989)
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[Publications] 神長裕明、高橋薫、白鳥則郎、野口正一: "LOTOS仕様の等価性とその判定法" 電子情報通信学会論文誌DーI. J72ーDーI. 367-376 (1989)
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[Publications] N.Shiratori;H.Kaminaga;K.Takahashi;S.Noguchi: "A Verification Method for LOTOS Specifications and its Application" Protocol Specification,Testing and Verification,IX Edited by E.Brinksma,G.Scollo,and C.A.Vissers. 59-70 (1990)
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[Publications] 甲藤二郎、安田靖彦: "階層的符号化を用いた映像パケット通信におけるセル廃棄対策" 電子情報通信学会論文誌BーI. J72ーBーI. 1094-1102 (1989)
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[Publications] K.Tohma;K.Tokunaga;S.Nagase;Y.Murata: "Structual Approach to the Estimation of the Number of Residual Software Faults Based on the Hyper-Geometric Distribution" IEEE Trans.Software Engineering. Vol.15. 345-355 (1989)
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[Publications] 林政鎬、増沢利光、萩原兼一、都倉信樹: "ネットワークの連結性関連問題を解く効率のよい分散アルゴリズム" 電子情報通信学会論文誌. J72ーDーI. 343-356 (1989)