1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01633008
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
鳥脇 純一郎 名古屋大学, 工学部, 教授 (30023138)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷内田 正彦 大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (20029531)
吉田 雄二 名古屋大学, 工学部, 助教授 (50023247)
美濃 導彦 京都大学, 工学部, 助手 (70166099)
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Keywords | インターフェイス / 画像処理 / 画像理解 / 画像表示 / 3次元画像 / 図面理解 / 環境モダル / マルチメディア |
Research Abstract |
昨年度の研究の基づいて、イメージインターフェイスを具体化し、実験に入り始めた。 (1)濃淡画像インターフェイスとしては、まづ、3次元画像に基づく3次元対象物の操作のためのウィンドウを、従来の一方向画像から3方向ビューに基づく方式にレベルアップし、具体的応用例として、医用X線CT像の組に基づく頭部形成外科及び股関節整形外科手術のシミュレーションシステムに用いて能力を確認した。次に、濃淡画像の上にそこから抽出したい図形を直接に書き込むことによる要求仕様の指示をインターフェイスとして持つ新しい方式の画像処理エキスパートシステムIMPRESSにおいて、ゴール転換機能を組み込んで知的レベルの向上を実現した。 (2)シンボル画像に基づくインターフェイス機能の例として、図面生成・理解システムにおいて、図面中のシンボルを認識するための図面の知識なしで実行できる手法を開発した。また、対話型図面生成システムにいて入力時に人が介入するステップの克明な検討を行うとともに、手書き図面清書システムの知的レベルを向上した。 (3)画像と言語の共用に於ては、地図データベースに対して、指定されたある地点から別の地点に行くためのルートを自動的に探索し、略図の形で出力する実験を行い、言語・図形両情報の併用の基礎実験を行った。また、図書カードのような構造を持ったテキストの理解、マルチメディアデータベースの管理方式の基礎研究などにも成果を得ている。 (4)対話のための環境モデルに関しては、3次元世界の環境モデルの自動生成のために、今年度は特に移動視を活用した広い環境の空間構成のモデル化とその知識ベース化に重点をおいて研究を行った。具体的に、認識主体として移動ロボっトの移動にともなって環境のマップを作成する作業に応用して、ここで開発された手法の有効性を確かめた。
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[Publications] 金秀一: "濃度再投影表示に基づく医用3次元画像診断支援システムの開発" BME(日本ME学会誌). 3. 7-13 (1989)
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[Publications] 斎藤豊文: "ディジタル画像上の拡張α-hullとその応用" 情報処理学会論文誌. 31.
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[Publications] 美濃導彦: "手書き論理型図面清書システムFACORES" 電子情報通信学会機能図形情報システム研究会資料. FGIS88ー8. (1988)
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[Publications] 渡辺豊英: "A semantic data model for intellectual database access" Proc.of 9th IPCCC. (1990)
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[Publications] 谷内田正彦: "両眠移動視による対応づけ" 1990年電子情報通信学会春季全国大会論文集. (1990)