1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01850069
|
Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
宮崎 保光 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (00023169)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 信夫 豊橋技術科学大学, 工学部, 講師 (60170461)
|
Keywords | 光ピックアップ / 光集積回路 / テ-パ導波路 / 音響光学効果 / 磁気光学効果 / ピット散乱 |
Research Abstract |
1.テ-パ型光ビ-ム集束素子の検討 チタン拡散により形成したテ-パ導波路において、端面からの出射ビ-ムが、出射端から60μmの点に3.1μmのスポットに集光できることを理論的に明らかにした。また、電気光学効果による集束焦点距離の制御の検討を行っている。 2.屈折率分布型導波路による光ビ-ム制御の検討 LiNbO_3単結晶基板上にチタン薄膜を厚みに分布をもたせて作製し、熱拡散により集束型導波路を試作し、光ビ-ムの集光を確認した。また、波動理論解析により最適な屈折率分布、空間フィルタによる歪の除去、マルチ光ビ-ム伝搬特性等の検討を行っている。 3.磁気光学効果を用いる素子の検討 導波層および基板に磁気光学効果を有する磁性ガ-ネットを用いた単一領域型光アイソレ-タのモ-ド変換特性を明らかにした。本素子構成により素子長を短くできることを示し、光サ-キュレ-タ、アイソレ-タの基礎デ-タを得た。また、GHz帯のマイクロ波静磁表面波により誘起された磁気光学効果による光制御を実験的に確認した。磁性層の多層化構造よる素子の高効率化を検討した。この結果は、超高速光スイッチング、偏向等の光ビ-ム制御の基礎となる。 4.音響光学効果による光結合制御および光偏向の検討 LiNbO_3単結晶基板上にチャネル導波路型光スイッチ素子を作製し、200MHz、数mWの弾性表面波により光が波長選択的にスイッチできることを明らかにした。またブラッグ回折型の素子により、弾性表面波による光偏向特性を調べ、波長選択的に多重回折が行えることを実証した。この結果は、多チャンネル光ビ-ム制御の基礎となる。 5.ピットからの光散乱特性の検討 光ディスクピットからの光散乱の様子を有限要素法、境界要素法を用いて解析し、その散乱特性とピット形状との関係を明らかにした。
|
Research Products
(8 results)
-
[Publications] 宮崎 保光: "強誘電体薄膜を用いた光導波型機能素子" ニュ-セラミックス. 4(5). 79-84 (1991)
-
[Publications] D.Oria,Y.Miyazaki: "Image transmission characteristics and spatial filtering in a thin-film GRIN optical waveguide" Graded Index Optical Systems Topical Meeting,Monterey. MD5. (1991)
-
[Publications] Y.Miyazaki,K.Kudo: "Optical SHG waveguide devices using semiconductor lasers" Proc.of 5th Toyota Conference on Nonlinear Optical Materials. (36-1)-(36-7) (1991)
-
[Publications] K.Hasegawa,Y.Miyazaki: "Characteristics of Magnetostatic Surface Wave Waveguides for Optical Devices" Proc.of 11th Symp.on Ultrasonic Electronics,Kyoto 1990 Jpn.J.of Appl.Phys.30Suppl.30-1. 188-190 (1991)
-
[Publications] Y.Miyazaki,K.Hasegawa: "Optical Mode Conversion Analysis in Double Magnetic Layers by Magnetostatic Surface Waves" Proc.of IEEE Ultrasonics Symposium,Florida. W-3. (1991)
-
[Publications] N.Goto,Y.Miyazaki: "Crosstalk in integrated-optic matrix-vector processor using acoustooptic effect" Proc.of 11th Symp.on Ultrasonic Electronics,Kyoto 1990 Jpn.J.Appl.Phys.30Suppl.30-1. 292-294 (1991)
-
[Publications] 宮崎 保光: "弾性表面ハンドブック、III編、第3章日本学術振興会弾性表面波素子技術第150委員会編" オ-ム社, 594 (1991)
-
[Publications] 宮崎 保光: "高輝度青色発光のための電子材料技術" サイエンスフォ-ラム, 280 (1991)