1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
01860003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Research Institution | Kyoto Prefectural University |
Principal Investigator |
竹葉 剛 京都府立大学, 生活科学部, 助教授 (10046500)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 光 九州大学, 農学部, 助教授 (70128031)
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Keywords | イネ / グルタミン合成酵素 / PPT / GS / トランスジェニラク植物 / 薬剤抵抗性 |
Research Abstract |
1)イネのグルタミン合成酵素(GS)遺伝子を増幅させる方法として、本研究では、(a)イネGS cDNAにCaWVの35Sプロモ-タ-をつなぎ、イネ・プロトプラストをトランスフォ-ムする方法,(b)イネの器官特異的発現を示すgenomic Geneをイネ・プロトプラストに入れる方法、(c)イネ胚の入為的突然変異体の中から、GS活性阻害剤であるphosphinothricin(PPT)抵抗性株を選抜する法、の3つの方法を用いている。初年度(1989年度)には、(a)の本格的実験を行い、(b)・(c)については、その準備を完了した。 2)イネのcytosol型のGSのcDNAに35Sプロモ-タ-を連結し、プロトプラストにelectropolation法でdirect transferしたものから、数株の再生株が得られたので、それらのGS活性を測定し、GS遺伝子増幅数をサザン分析で調べる。この方法で増幅した株では、どの細胞も一様にGS活性が高まっていると推定されるが、このような再生イネが、もとのイネに比べて、どのような栽培特性をもつかを、主にN養分の利用効率、PPTに対する抵抗性の観点から調べる。 3)イネの根cytosol型・葉Cytosol型・葉緑体型GS遺伝子を単離・構造解析できたので、これらの遺伝子をそれぞれ、イネプロトプラストにelectropolation法でdirect trnsferし、再生される。これらの再生イネの栽培特性を、上記2)と同じ方法で調べる。 4)突然変異体の中からPPT抵抗性株を選抜する方法は、1990度からとりかかる予定であるので、現時点ではまだ結果がでていないが、これまでの、アルファルファやタバコの変異株の選抜例からみると、GSタンパク質での変異、すなわち、PPTとの結合活性の変異は見当たらず、GS遺伝子の増幅株のみ報告されているので、イネの場合も比較的早期に、GS遺伝子の増幅株が得られるものと期待される。 5)いずれの方法でGS遺伝子の増幅した株を得るとしても、実用に耐える品種を得るためには、相動数の株の試験が必要と考えられるので、本試験研究の期間の最後まで、上記の3つの選抜は緑り返して行う。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] A.Sakamoto: "Three cDNA sequences coding for glutamine synthetase polypeptides in Oryza Sativa L." Plant Molecular Biology. 13. 611-614 (1989)
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[Publications] A.Sakamoto: "Phytochromeーmediated activation of the gene for cytosolic glutamineーsynthetase (GS_1)during imbibition of photosensitive lettuce seeds" Plant Molecular Biology. 15. 317-323 (1989)
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[Publications] A.Sakamoto: "Synthesis de novo of Glutaminn Synthetase in the Embryonic Axis,Closely Rclated to the Germination of Lettuce Seeds" Plant Cell Physiol. 31(5). 677-682 (1989)
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[Publications] G.Takeba: "Inhibition of germination of Photosensitive Lettuce Seeds by Phenylmethylsulfonyl Fluoride,an Inhibitor of Proteases" Plant Cell Physiol. 31(8). 1131-1137 (1989)