1989 Fiscal Year Annual Research Report
肋間神経を用いた(神経縫合による)横隔神経再建の試み
Project/Area Number |
01870058
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
人見 滋樹 京都大学, 胸部疾患研究所, 教授 (80173186)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河原崎 茂孝 京都大学, 胸部疾患研究所, 助手
水野 浩 京都大学, 胸部疾患研究所, 助手 (60219649)
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Keywords | 横隔神経麻痺 / 神経縫合 / 横隔膜筋電図 / 横隔神経刺激 / 横隔膜筋タイプ |
Research Abstract |
実験対象として雑種成犬を用いた。全麻下に左開胸して横隔膜上3cmで左横隔神経を切断し、切断端どうしをマイクロサ-ジエリ-の手技で縫合再建した。手術前、手術後、術4週間毎に横隔膜筋電図と頚部からの横隔神経刺激を行い横隔神経伝導の断絶、回復を評価した。この横隔膜上3cmでの切断では手術後ほぼ2ヶ月目から頚部横隔神経刺激により横隔膜の活動電位が記録され、神経伝導の回復が認められた。手術を行った雑種成犬は3群に分け、それぞれ術後4週間、8週間、12週間目に一期的に両側開胸し、頚部横隔神経刺激による横隔神経の活動電位を測定した後屠殺し両側横隔神経、両側横隔膜を標本として採取した。横隔神経はトルイジンブル-染色を行い神経伝導の回復したものでは神経軸索の回復を確認した。横隔膜(筋)はATPase、NADH-TR染色を行い経時な筋線維のタイプの変化を検討中である。
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Research Products
(1 results)