1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02044040
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
吉田 邦夫 東京大学, 工学部, 教授 (70010808)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堤 敦司 東京大学, 工学部, 講師 (00188591)
TーRAISSI Ali フロリダ太陽エネルギーセンター, 所員
BLOCK David フロリダ太陽エネルギーセンター, 所長
MCKINLEY Rob ハワイ大学, 自然エネルギー研, 副所長
TAKAHASHI Pa ハワイ大学, 自然エネルギー研, 所長
亀山 秀雄 東京農工大学, 工学部, 助教授 (10114448)
大矢 晴彦 横浜国立大学, 工学部, 教授 (40017950)
平井 敏雄 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (50005865)
斎藤 安俊 東京工業大学, 原子炉工学研究所, 教授 (40005236)
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Keywords | 水素エネルギ-(Hydrogen) / UTー3サイクル(UTー3 cycle) / 熱化学分解法(Thermochemical decomposition) / 太陽熱利用(Utilization of solar heat) / 太陽熱集熱器(Solar dish) |
Research Abstract |
水から熱化学分解法によって水素を得る方法として,申請者らはUTー3サイクルを提案している。このサイクルを進めるためには800℃以上の熱源を必要とするが,その候補の1つとして,ハワイやフロリダにて豊富に得られる太陽熱を利用することの可能性を検討しようとして,本研究が計画されている。 研究の第1歩として,日本側の水素研究者とアメリカ側の太陽熱集熱に関する研究を行っているハワイ大学自然エネルギ-研究所とフロリダ太陽エネルギ-センタの研究者相互の面談と研究内容についての討議が行れた。 日本側からハワイおよびフロリダを訪問し,上記の両機関して研究内容の発表と研究設備の視察,そして太陽熱集熱器のデ-タ蒐集を行った。また,同時にハワイにて開かれた第8回水素エネルギ-国際会議に出席して,日本で得られている研究成果について多くの論文発表を行った。 アメリカ側から上記両機関の所長両機関の所長を招き,日本側の主要な水素研究者の実験室における実験内容の紹介,得られている成果の発表,そして両国研究者間の討議が行れた。 いずれも訪門日時は限られたものであったが,相当の年月にわたる研究の実績があるために,成果の報告,討議は実り多いものがあった。日本側では水素が連続的に得られていること,腐食性雰囲気中での耐食材料の開発に目途がついていること,高温分離も可能性があることを示すことができたことは重要と考える。アメリカ側ではフロリダ太陽エネルギ-センタ-で間もなく太型の集熱器が設置されて太陽熱集熱のヂ-タが得られることが示された。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Kunio Yoshida: "Kinetic Study of UTー3 Thermochemical Hydrogen Production Process" Int.J.Hydrogen Energy. 15. 7-11 (1990)
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[Publications] Kunio Yoshida: "A Simulation Study of the Utー3 Thermochemical Hydrogen Production Process" Int.J.Hydrogen Energy. 15. 171-178 (1990)
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[Publications] Kunio Yoshida: "Reaction Improvement in the UTー3 Thermochemical Hydrogen Production Process" Hydrogen Energy Progress VIII(WHEC Hawaii). 2. 493-502 (1990)
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[Publications] Kunio Yoshida: "Cycle Simulation of the UTー3 Thermochemical Hydrogen Production Process" Hydrogen Energy Progress VIII(WHEC Hawaii). 2. 513-521 (1990)
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[Publications] Hideo Kameyama: "Design of Solid Reactants and Reaction Kinetics Concerning the FeーCompounds in the UTー3 Cycle" Hydrogen Energy Progress VIII(WHEC Hawaii). 2. 503-512 (1990)
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[Publications] Haruhiko Ohya: "The Separation of Gaseous Mixture with Composite Microporous Membranes at High Temperature" Hydrogen Energy Progress VIII(WHEC Hawaii). 1. 303-310 (1990)