1991 Fiscal Year Annual Research Report
植物生化学と分子生物学に関するNUーUCB間共同研究プログラム
Project/Area Number |
02044069
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
赤澤 尭 名古屋大学, 農学部, 教授 (20023400)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
JONES Russel カリフォルニア大学, バークレー校, 教授
CHAPIN Terry カリフォルニア大学, バークレー校, 教授
BUCHANAN Bob カリフォルニア大学, バークレー校, 教授
杉浦 昌弘 名古屋大学, 理学部, 教授 (80027044)
高倍 鉄子 名古屋大学, 農学部, 助教授 (60089852)
長谷 俊治 名古屋大学, 農学部, 助教授 (00127276)
山口 淳二 名古屋大学, 農学部, 助手 (10183120)
渡辺 昭 名古屋大学, 農学部, 教授 (70023471)
杉山 達夫 名古屋大学, 農学部, 教授 (50023453)
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Keywords | αーアミラ-ゼ / イネ / デンプン合成と分解 / イネタンパク質 / ストレス生物学 / ミトコンドリア / 遺伝子発現 / 植物ホルモン |
Research Abstract |
名古屋大学ーUCB間の植物分子生物学、バイオテクノロジ-共同研究プログラムの第2年次の研究実績は以下のとおりである。日本側からは赤沢が2度にわたり(1992年1月および3月)、また山口淳二が1992年3月、カリフォルニア、バ-クレ-におもむきUCBの研究者Buchanan,Jones,Malkin,Chapin教授等と研究討論を行い、かつ赤沢はαーamylase遺伝子の発現ならびに,デンプン生合成に関する最近の研究についてセミナ-を行った。この研究に関して、ADP特異的スクロ-ス分解酵素の発見が注目をひいた。UCBのLewis Feldman教授がト-モロコシ根端組織における古典的なスクロ-ス分解酵素とは異なる、この新しい酵素の活性測定を依頼し、そのサンプルを送付して来た。これはFeldmanの従来からの研究が全く新しい展開をみせる可能性を持っている。また山口のαーamylase geneに関する研究はJones教授等の研究と相補的内容をもつものであり、今後の発展が期待されるものである。 UCBからは、Terry Chapin教授およびRoger Romani教授が来学した。Chapinはecological stress biology について、またRomani教授は同人の長年にわたるミトコンドリアの研究を総括的に講演したが、名古屋大学の研究者にひ益するところが極めて大であった。
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[Publications] T.Akazawa: "ADPG revistited-Nearly 30 years from Buenos Aires,Los Banos to Nagoya." Plant Mol.Biol.Reporter. 9. 147-157 (1991)
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[Publications] J.Pozueta-Romero et al.: "ADP-glucose transport by the chloroplast adenylate translocator is linked to starch biosynthesis." Plant Physiol.97. 1565-1572 (1991)
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[Publications] J.Pozueta-Romero et al.: "Comperative analysis of mitochondrial and amyloplast adenylate translocators." FEBS Lett.287. 62-66 (1991)
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[Publications] J.Pozueta-Romero et al.: "Filtering centrifugation through two layers of silicone layer;A method for the kinetic analysis of rapid metabolite transport into organelles." Cell Struct.Funct.16. 357-365 (1991)
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[Publications] J.Pozueta-Romero et al.: "ADPG formation by the specific cleavage of sucrose reassessment of sucrose synthase." FEBS Lett.291. 233-237 (1991)