1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02044155
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Research Institution | Okazaki National Research Institutes |
Principal Investigator |
中村 宏樹 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (10010935)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩井 正博 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 助手 (00193714)
花崎 一郎 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (00028250)
大峰 巌 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 助教授 (60146719)
諸熊 奎治 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (40111083)
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Keywords | 化学反応動力学 / リ-代数 / 位相空間動力学 / ポテンシャルエネルギ-曲面 / 分子の光解離 / 励起分子 / 分子動力学のシミュレ-ション / 溶液反応 |
Research Abstract |
1.日・イスラエル合同シンポジウムの開催 12月4日〜5日エルサレムのヘブライ大学フリッツ・ハ-バ-分子動力学研究センタ-において合同シンポジウムが開かれ、日本から諸熊、大峰、中村の3名が出席した。イスラエル各地から分子動力学、量子化学、溶液反応等を含む幅広い分野の研究者が一堂に会した。イスラエルにおける研究活動の概要を理解する上でも、また後日行った共同研究実施の為の討議にとっても大変有意義なシンポジウムであった。小国にも抱らず基礎研究の水準が非常に高い事に改めて感銘を覚えた。日本側3名は、それぞれの研究活動の概要を紹介すると同時に、担当分野の日本における研究の現状を大雑把に説明した。 2.研究施設の視察と共同研究実施の為の討議 上記合同シンポジウムに先立って12月3日にフリッツ・ハ-バ-分子動力学研室センタ-の各研究所を訪問・視察した。また、シンポジウム終了後はそれぞれ分散して、研究所・大学を訪問し、視察・講演・討議を行った。その結果、テクニオンのモイセ-エフ教授の来日、山下助手の派遣を、また、レヴィン教授との議論を通じて染田助手の派遣と平成4年度のイスラエル側からの若手派遣をとり決めた。 3.湾岸戦争による計画の変更と今後の計画 花崎教授及び岩井助手の派遣を中止せざるを得なくなったが、平成2年度中に国内調査等を先取りする形で実施し、岩井助手派遣による共同研究を平成3年度に追加実施し全体計画に無駄が出ない様にする予定である。反応動力学実験に関する共同研究も花崎教授の派遣を含めて平成4年度に実行する予定である。
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