タイ東北部における栽培植物のバイオテクノロジ-による改良

1991 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 02045031
• Research Institution: Saga University
• Principal Investigator: 岩政 正男 佐賀大学, 農学部, 教授 (40039334)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): PONPIMON Sur コンケン大学, 理学部, 講師 ; VANLA Dittap コンケン大学, 農学部, 助教授 ; PORNTIP Wong コンケン大学, 農学部, 助教授 ; SANIT Luadth コンケン大学, 農学部, 助教授 ; PISAN Sirith コンケン大学, 農学部, 助教授 ; AMNOUY Kamtu コンケン大学, 農学部, 助教授 ; PITOOL Kitpo コンケン大学, 農学部, 助教授 ; 谷本 静史 佐賀大学, 農学部, 助教授 (20217152) ; 仁藤 伸昌 佐賀大学, 農学部, 助教授 (80015809) ; 田代 洋丞 佐賀大学, 農学部, 助教授 (20039340) ; 高木 胖 佐賀大学, 農学部, 教授 (30039341) ; 佐古 宣道 佐賀大学, 農学部, 教授 (20038219) ; 宮崎 貞巳 佐賀大学, 農学部, 教授 (40039326)
• Keywords: タイ東北部 / Biotechnology / Virusーfree / 大量増殖 / 栄養繁殖性植物 / カンキツ / 熱帯果樹 / ダイズ

Research Abstract

平成3年10月8日〜16日に,田代洋丞助教授と谷本静史助教授がタイ国コンケン大学に派遣された.田代はタイ国で栽培されている栄養繁殖性園芸植物の育種方法について,共同研究者らと共同研究の実施計画を打ち合せ,一部を実行した.平成4年には共同研究者を招へいし共同研究を行う.また,“Expansion of variation in horticultural plants through tissue culture"と題する講演を行い生物工学的手法による植物育種について討議した.谷本は,昨年度招へいしたPonpimon Suriyajatratongと「組織培養による種苗の大量増殖及びその生化学的解析」について共同研究を行った.また,理学部で“Flower induction in Pharbitis apex cluture",農学部で“Mechanism on adventitious bud induction Torenia stem segments"と題する講演を行い,バイオテクノロジ-の応用に関し多数の研究者と意見の交換を行った.
平成3年10月27日〜11月9日に,コンケン大学より,Amnouy Kamtuo助教授,Sanit Luadthong助教授,Porntip Wongkaew助教授を招へいした.佐賀大学の研究施設,佐賀県農業試験場及び果樹試験場,九州農業試験場,熊本県農業試験場及び佐賀県下と熊本県下の農業を視察し,日本農業の研究や栽培技術等について学習した.さらに,佐賀大学農学部の各研究室において,組織培養や遺伝子工学に関する技術を習得した.Amnouy助教授は岩政と仁藤によりカンキツの遺伝資源の保存と活用について説明をうけ,カンキツの組織培養を実習した.Sanit助教授は高木とダイズの品質改良について討議し,その突然変異誘発についてR1実験施設を見学した.Porntip助教授は仁藤と熱帯果樹の組織培養によるVirusーfreeの作成やプロトプラストよりの植物体再生について討議し,カンキツを用いて実習した.