1990 Fiscal Year Annual Research Report
乳癌細胞の生物学的特性に基づいた薬剤〓〓性の解析と新たな治療戦略の開発
Project/Area Number |
02152125
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Research Institution | Japanese Foundation For Cancer Research |
Principal Investigator |
小川 一誠 癌研究会癌化学療法センター臨床部, 部長 (70124245)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
向山 雄人 癌研究会, 癌化学療法センター臨床部, 医長 (10229924)
井上 雄弘 癌研究会, 癌化学療法センター臨床部, 医長 (80142032)
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Keywords | 末稍血造血幹細胞 / CFUーGM / GーCSF / 起大量化学療法 / MDR1 |
Research Abstract |
再発・進行乳癌の末稍血造血幹細胞(PBSC):抗癌剤投与后の白血球減少が最低値となる回復する時期に,骨髄より末稍血中へ幹細胞が放出される。このPBSCを効取し,自己骨髄とともに骨髄再構築に利用する事を研究した。PBSCは末稍血中のCD34モノクロナ-ル抗体陽性細胞をTargetとして,その細胞が最も増加する時期を決定した。そして更にGーCSFを投与してPBSCのより効率的な採取の条件を研究した。その結果最低値から白血球数が平均2000/ulに回復した時が最適と決定され(通常2日后),4.5×10^4/KgのCFUーGM数で血液の再構築が可能であった。予め採取した自己骨髄,PBSC及びGーCSFの併用により,末稍血中の好中球数500/ul迄の回復に必要とした期間は約30日従来は必要であったのに対して5日間と著るしく短縮した。更に血小板数50×10^3/ul迄への回復も約40日から17日へと短縮し,よって次の記述する超大量化学療法は安全に実施可能となった。 超大量化学療法:Thiotepa 6mg/1Kg及びCyclophosphamide 60mg/Kgをそれぞれ3日間投与するA法,この2剤にVP16500ー600mg/m^23日間を加えたB法又はEpirubicin120ー210mg/m^2を加えたC法を,進行・再発乳癌の主として多剤耐性例に投与した。A法は5例中CR1例,DR3例で80%の有効率,B法は3例中CR1例,DR2例で全例有効,C法は9例中CR3例,DR5例で89%の有効率であった。 薬剤耐性関連遺伝子:P糖蛋白遺伝子(MDR1)の発現を乳癌手術材料で解析した。術前化学療法施行の57例ではMDR1の発現は1例もなく,更に術前化学療法施行の3例でも発現は認められなかった。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 小川 一誠,向山 雄人: "自家骨髄移植法の適応" 血液・腫瘍科. 21(4). 441-446 (1990)
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[Publications] 向山 雄人、小川 一誠: "自家造血幹細胞移植ー乳癌治療への応用" 癌と化学療法. 17(10). 1989-1996 (1990)
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[Publications] 向山 雄人、小川 一誠他: "cyclophosphamide,thioーTEPA,Etoposideを用いた自家骨髄移植併用超大量化学療法の研究" 癌と化学療法. 17(10). 2207-2211 (1990)
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[Publications] Ogawa,M.Mukaiyama,T: "High dose Cheiuotherapy with autologous bone marrow fransplantation on lepuphomas and sobdfumors" Proceeding of the 13th BristalーMyers Squibb Sympasium on Cancer Research.