1990 Fiscal Year Annual Research Report
地理デ-タベ-スを知識として用いるリモ-トセンシング画像の高次処理の研究
Project/Area Number |
02228213
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
坂内 正夫 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (30107370)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大沢 裕 埼玉大学, 工学部・情報工学科, 助教授 (50152111)
全 炳東 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (20216568)
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Keywords | リモ-トセンシング画像処理 / 地理デ-タベ-ス / モデルベ-ス画像理解 / デ-タ構造 / 地図画像処理 |
Research Abstract |
平成2年度は、以下の各課題により、地理デ-タベ-スを知識に用いる地図画像及びリモ-トセンシング画像の高次処理手法基本技術の開発を行った。 1.表現対象のレイヤや時間、精度、信頼度の属性情報と空間情報を複合管理し、これに基づいて、リモ-トセンシング画像と自在に結合処理でき、しかも、追加変更等の保守性にすぐれた地理情報デ-タベ-ス構造化方式を開発した。この方式は前年度開発のGBDトリ-、BDトリ-の枠組を変更することなく適用が可能である。 2.管理された各種の関連地理デ-タと情報結合知識ベ-スとを用いて、更に高精度・高次に処理するための、知識型リモセン画像処理の枠組み(成長する地理情報システム)を、地図画像に適用し、地図の高度な効率的読み取りシステムを開発している。 3.次世代ナビゲ-ションシステムへの応用を目指し、より自律的な動作が可能な地理情報システム(GIS)支援による車載ナビゲ-ションシステムを構想している。これは、従来から用いられている車軸からの移動距離情報や方位センサからの情報に加えて、車載カメラから得られる情景画像を、GIS支援のもとにビジョンモジュ-ルで処理し、これら異種情報を融合することにより、より高度なナビゲ-ションシステムを実現するものである。 4.(2)の枠組みを、航空機からのリモ-トセンシング画像の解析に適用する検討を行ってきた。対象地域は開発がすすみつつある横浜市郊外(金沢区)にとり、現在のリモ-トセンシング画像の高次土地利用解析に、細密国土数値情報による過去の土地利用デ-タ、遷移確率デ-タを援用する形をとっている。結合ル-ルの業績などを含め現在実装中であるが、一層述語論理による結合をベ-スにした一応の成果を得つつある。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 坂内 正夫: "これからの画像・図形情報のデ-タベ-ス化" 生産研究. 42,4. 227-234 (1990)
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[Publications] 中村 泰明,阿部 茂,大沢 裕,坂内 正夫: "空間的広がりを持つ図形デ-タのMD木による管理" 信学論. J73ーDII,12. 1976-1984 (1990)
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[Publications] 襲怡 虹,鳥海 有紀,大沢 裕,坂内 正夫: "重視領域の指定によりデザイナ-の好みを反映し得る限定色素示手法" テレビジョン学会誌. 44,1. 86-93 (1991)
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[Publications] S.Satoh,Y.Ohsawa,M.Sakauchi: "Drawing image understanding framework using state transition models" Proceeding of 10th International Conference on Pattern Recognition. 491-495 (1990)
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[Publications] M.Sakauchi: "Advanced Utilization of Image Data" Proceeding of International AI symposium (AI'90). (1990)