1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02299117
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
古谷 雅樹 理化学研究所, フロンティア研究システム, チームリーダー (50011482)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内海 博司 京都大学, 放射線生物研究センター, 助教授 (20025646)
和田 正三 東京都立大学, 理学部・生物学教室, 教授 (60011681)
村田 紀夫 基礎生物学研究所, 教授 (90011569)
徳永 史生 大阪大学, 理学部・生物学教室, 教授 (80025452)
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Keywords | 光受容光合成 / 光生物学 / 光調節 / 光感覚 / 光傷害 |
Research Abstract |
光生物学の目標は、光捕獲の量子過程から最終的な生物学的反応が現れるまでの長い反応鎖を一連の素過程に分けて解析し、生命現象に対する光の作用を統合的に理解することである。重点領域研究「光受容の分子機構」は、昭和62年度より三ケ年間光受容関連タンパク質、光受容膜、更には光受容細胞などの各階層的構造で起こる素過程について、分子生物学や細胞生物学で開発された新技術を導入して、光受容関連分子の構造のみならず、光受容膜の高次構造形成過程やその機能まで解析することを目的として、研究を推進した。第4年度の成果報告の取りまとめに当り、本研究代表者および分担者は、本重点領域研究の推展状況を正確に把握し、その成果を厳正且つ的確に理解し、計画研究および公募採択による研究成果を取りまとめる案について検討し、それを実施することを目的として活動した。 本研究は、研究代表者および16名の研究分担者とから構成されている。全分担者が参加した班会議を平成2年7月と10月、および平成3年2月の三回開催し、第一回会議では本年度の事業計画を検討し各班員の役割分担を決定した。第二回会議では、成果刊行の実施方法として、本重点領域研究によって国際専門誌に出版された約150編の原著論文を複製し3分冊に製本して、国内・外の関係者に各500部を頒布する実施案を打ち合わせた。12月には東京・学士会館で日本光生物学協会と共催の公開シンポジウムを開催し、「光合成」、「光調節」、「光感覚および光傷害」の進展を著しい十数件の課題について班員が講演を行い、百余名が参加した。
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[Publications] Furuya Masaki: "Phytochrome genes:Studies using the tools of molecualr biology and photoーmorphogenetic mutants." Photochem.Photobiol.52. 265-275 (1990-)
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[Publications] Tokunaga Fumio: "Photoreactions of retinochrome at very low temperatures." FEBS Lett.262(2). 266-268 (1990)
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[Publications] Murata Norio: "Glycerolipids in various preparations of photosystem II from spinach chloroplasts." Biochim.Biophys.Acta. 1019. 261-268 (1990)
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[Publications] Wada Masamitsu: "Changes in microtubule and microfibril arrangement during polarotropism in Adiantum protonemata." Bot.Mag.Tokyo. 103. 391-401 (1990)
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[Publications] Akino Toyoaki: "Franesylated rーsubunit of photoreceptor G protein indispensable for GTPーbinding." Nature. 346. 658-660 (1990)
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[Publications] Satoh Kimiyuki: "Charge recombination between stabilized Pー680^+ and reduced cytochrome bー559 in quinoneーreconstituted PSII reaction center." Biochim.Biophy.Acta. 1016. 121-126 (1990)