1990 Fiscal Year Annual Research Report
生涯発達に伴うソ-シャル・サポ-ト・ネットワ-クの変容とその社会的適応における役割
Project/Area Number |
02301016
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Research Institution | Shirayuri College |
Principal Investigator |
東 洋 白百合女子大学, 文学部, 教授 (60012548)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 真一 老人総合研究所, 研究員 (40196241)
中里 克治 老人総合研究所, 研究員 (50110028)
下仲 順子 老人総合研究所, 室長 (70073004)
林 洋一 白百合女子大学, 文学部, 助教授 (20145650)
高橋 恵子 聖心女子大学, 文学部, 教授 (40050786)
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Keywords | ソ-シャルネットワ-ク / 社会的適応 / 生涯発達 / 日米比較 |
Research Abstract |
今年度は、「ソ-シャル・ネットワ-ク」が「社会的適応」をどのように支えるかについて、子どもから高齢者までの生涯発達にわたって、日米間で比較検討するための日本側のデ-タの収集をした。 日米で厳密に比較検討するために、対象者はアメリカのサンプルと似た社会状況と人口分布を持つ横浜市から、アメリカ側と同じくランダムサンプリングで、8歳から生存する最高齢者までの男女を、実質できあがりデ-タ1500名をめざして、すべて個別に訪問面接をする方法で調査を実施した。実施費用の800人分がこの研究費でまかなわれた。調査の内容はすべての年齢に対して、「ソ-シャル・ネットワ-ク」についての2種と、「社会的適応」についての9種である。 予備面接の結果、(1)面接時間がひとり60ー80分かかること、(2)働きざかりの人々、特に中年男性のデ-タをそろえるのは困難をきわめること、(3)アメリカとの比較のためにはアメリカ側が主張するランダムサンプリングで被調査者を選ぶ必要があること、などから、われわれだけでは調査は不可能だとわかり、綿密な打ち合せ、予備調査の実施を経て(9月〜11月)、調査の専門家の助力を得て本調査を実施した(12月〜2月)。現在デ-タの収集が完了し、現在は予定どおり整理の準備をはじめたところである。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 下仲 順子: "横断比較における生涯発達(1)ー性役割を中心としてー" 日本心理学会第55回大会. (1991)
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[Publications] 佐藤 真一: "横断比較による生涯発達(2)ーAge Identificationを中心としてー" 日本心理学会第55回大会. (1991)
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[Publications] 河合 千恵子: "横断比較による生涯発達(3)ーライフ・イベンツを中心としてー" 日本心理学会第55回大会. (1991)
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[Publications] 中里 克治: "横断比較による生涯発達(4)ータイプA行動を中心としてー" 日本心理学会第55回大会. (1991)
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[Publications] 林 洋一: "横断比較による生涯発達(5)ーSelfーEsteemを中心としてー" 日本心理学会第55回大会. (1991)
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[Publications] 成田 健一: "横断比較による生涯発達(6)ーSelfーEfficacyを中心としてー" 日本心理学会第55回大会. (1991)