1991 Fiscal Year Annual Research Report
教育の国際化に対応するキ-ワ-ドシソ-ラス辞書の開発
Project/Area Number |
02301037
|
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
赤堀 侃司 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (80143626)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野田 一郎 東京学芸大学, 海外子女教育センター, 教授 (50133111)
中西 晃 東京学芸大学, 海外子女教育センター, 教授 (00134776)
前迫 孝憲 東京工業大学, 工学部, 助教授 (00114893)
中野 靖夫 上越教育大学, 学校教育研究センター, 助教授 (60042686)
小島 勝 龍谷大学, 文学部, 助教授 (40140123)
|
Keywords | キ-ワ-ドシソ-ラス / デ-タベ-ス / 国際理解教育 / 海外子女教育 / 帰国子女教育 / 異文化理解 / 教育の国際化 |
Research Abstract |
本年度の研究実績の概要は、以下の通りである。 教育の国際化の関連用語は、既に抽出した(昭和63年度科研報告書、課題番号62301034、代表赤堀侃司)。この関連用語を基に、本研究の最終年度である平成3年度において、次のような内容について項目別に検討し、用語の解説をした。約8000語のキ-ワ-ドの中から、240語を抽出し、これを項目別に階層化した。 (1)教科外教育、教科教育、教育方法、国際理解教育、言語教育、日本語教育の大項目について、専門家による講義等も実施して、用語の解説を執筆した。 (2)文化、社会、異文化間心理、異文化間コミュニケ-ションの大項目について、解説の必要な用語を抽出し、執筆した。 (3)帰国子女教育、在外子弟教育、教育事情、関係機関、統計資料の大項目について、解説の必要な用語を抽出し、執筆した。 (4)以上を辞書の形で集積し、報告書として刊行した。 上記の研究を推進するため、1泊2日の研究合宿を本年度は3回実施た。各キ-ワ-ド項目のグル-ピングについては、KJ法を用いて、項目概念の関連性を意味的に構造化した。この構造化の過程で、本研究委員のメンバ-だけでは、その専門性から考えてすべてを網羅しきれないことが分かった。そこで、この広範囲のキ-ワ-ドを執筆するため、60名の各領域の専門家に協力依頼した。出版社の協力の結果、教育の国際化に必須のキ-ワ-ド240語の解説をした約300ペ-ジの報告書を400部刊行した。今後関係機関に、配布する予定である。
|