1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02301041
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
水越 敏行 大阪大学, 人間科学部, 教授 (20019409)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 毅四郎 信州大学, 教育学部, 助教授 (30073589)
土井 捷三 神戸大学, 教育学部, 助教授 (20020620)
山田 昇 奈良女子大学, 文学部, 教授 (50031779)
吉本 均 神戸女子大学, 文学部, 教授 (20033540)
柴田 義松 成蹊大学, 文学部, 教授 (60107464)
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Keywords | 生活科 / 合科・総合学習 / 亊物科 / ティ-ム・ティ-チング / 疑似体験・実体験 |
Research Abstract |
東京,大阪,神戸,奈良,広島を拠点とする5グル-プに分れて,それぞれ連けいをとりつつ研究し,平成3年1月に京都で2日間の合宿全体会をもち,初年度のまとめと今後の研究方向と方法を検討した。 1「生活科」について (1)新学習指導要領で新設された「生活科」が,各地でどう実施されているかを現時点で調べるため,全国の附属小学校や研究委嘱校を対象に約200校、質問紙調査を実施し、現在集計中である。 (2)「生活科」を早くから実施してきた国公立の小学校を数校選び、その授業を収録し,授業評価をしてきた。 (3)新潟県下でいくつかの国公立小学校を選び、「生活科」の年間指導計画や教材,評価の仕方などを比較してきた。 (4)ここ3年来の生活科関連の文献を収集し、分類整理してきた。 2日本の合科・総合学習について (1)奈良女子大学附属小学校,神戸大学教育学部明石附属小学校などを中心に、わが国の合科・総合学習を歴史的に追跡研究してきた。木下竹次と及川平治の業績、戦後の新教育とコアカリキュラムなどを重点的に。 (2)昭和60年代から現在に至る合科的指導,総合学習(活動),低学年の環境科や創芸科などのプランを吟味してきた。 3外国の低学年カリキュラムについて (1)西ドイツの「亊物科」について,その教授学的意義を考察した。 (2)今年度は十分に研究できなかったが,イギリス,ソ連について,重点的に資料を収集していく。
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[Publications] 中野 光: "1930年代における合科学習・綜合教授" 立教大学教育学科研究年報. 34. (1990)
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[Publications] 柴田 義松: "教師と教育課程" 日本教育方法学会年報 19 『子どもの人権と教育権』. 19. 5-44 (1990)
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[Publications] 吉本 均: "教授の「知」とは何かーその「近代」と「現代」と「今後」" 神戸女子大学(文学部)紀要. 24L. 1-19 (1991)
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[Publications] 上野 ひろ美: "子どもをとらえる三つの視点" 現代教育科学. 410. 29-32 (1991)
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[Publications] 水越 敏行: "メディアを活かす先生" 図書文化社, 236 (1990)
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[Publications] 大野 連太郎・水越 敏行: "生活科の実践と評価 1・2年" 中教出版, (1990)