1991 Fiscal Year Annual Research Report
低学年カリキュラムの「分化と統合」に関する研究ー生活科の内容、方法、および評価の研究を中心にー
Project/Area Number |
02301041
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
水越 敏行 大阪大学, 人間科学部, 教授 (20019409)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 毅四郎 信州大学, 教育学部, 助教授 (30073589)
土井 捷三 神戸大学, 教育学部, 助教授 (20020620)
山田 昇 奈良女子大学, 文学部, 教授 (50031779)
吉本 均 神戸女子大学, 文学部, 教授 (20033540)
柴田 義松 成蹊大学, 文学部, 教授 (60107464)
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Keywords | 生活科 / 合科・総合学習 / 事物科 / ティ-ム・ティ-チング / 疑似体験・実体験 |
Research Abstract |
(1)日本教育方法学会、第27回大会(平成3年10月6日、福岡大学教育学部)の課題研究IVで「低学年カリキュラムの内容・方法および評価に関する教授学的研究」を継続研究として持った。提案者は黒上晴夫(大阪大学)、寺尾慎一(福岡教育大学)、土井捷三(神戸大学)らで、司会は清水毅四郎(信州大学)と水越敏行(大阪大学)である。提案者、司会者ともに科学研究費総合Aの研究代表者および分担者であり、生活科に関する研究推進校の取り組み方の調査結果、外国の低学年カリキュラムとの比較、そして実践研究の問題点や評価の在り方などが協議された。この課題研究は来年度も継続され、平成4年からの生活科全面実施の実情をふまえ、更に深まった協議を期待している。 (2)平成4年1月24日と25日に、奈良女子大学および付属小学校で、この研究メンバ-のうち25人が宿泊研修を持った。一つには奈良女子大学付属小学校の低学年の授業を参観して研究協議し、もう一つには、各研究分担グル-プから平成3年度の研究内容が報告され、協議した。生活科における教師の役割(水越敏行:大阪大学)、生活科の授業記録と分析の観点(中村亨、田上哲:九州大学)、生活科の教材開発(村川雅弘:鳴門教育大学)、遊びと学びの統一の視点(上野ひろ美:奈良教育大学)、東京私立学校の低学年カリキュラム(磯田一雄:成城大学)らが協議された。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 吉本 均: "「生活科」構想をめぐる知のありかた" 神戸女子大学紀要. 25. 1-9 (1992)
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[Publications] 柴田 義松: "低学年カリキュラムの構成原理について" 教育方法. 20. 109-114 (1991)
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[Publications] 山田 昇,吉本 均,水越 敏行 他: "低学年カリキュラムの「分化と統合」に関する研究(2年次報告書)" 97 (1991)
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[Publications] 吉文 均: "授業観の変革" 明治図書, (1992)