1990 Fiscal Year Annual Research Report
各国会計基準の設定主体と設定プロセスに関する調査研究
Project/Area Number |
02301095
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
新井 清光 早稲田大学, 商学部, 教授 (30063358)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白鳥 庄之助 成城大学, 経済学部, 教授 (60054491)
太田 正博 福岡大学, 商学部, 教授 (20090269)
津守 常弘 九州大学, 経済学部, 教授 (40037114)
原 光世 大阪学院大学, 商学部, 助教授 (90121756)
広瀬 義洲 早稲田大学, 商学部, 助教授 (80140739)
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Keywords | 会計基準 / 会計原則 / 企業会計原則 / IASC / 国際会計基準委員会 / IOSCO / 国際証券監督者機構 |
Research Abstract |
本年度においては,科学研究費交付申請書に記載のとおりの研究計画にもとづいて,まず各国における会計基準設定方法の研究分担を定め,各研究分担者の中から次のとおり順次研究報告を受け,全員で討議した。また,併せて関係機関からも関係資料の提供を受け,かつ,意見聴取を行った。 1 わが国の主な会計規範と設定主体について(研究代表者 新井清光) 2 IASC(国際会計基準委員会)の組織・運営およびE32の協議状況などについて(IASC日本代表 徳永忠昭氏) 3 アメリカにおける会計基準の設定主体について(研究分担者 広瀬義州) 4 イギリスにおける会計基準の設定主体について(研究分担者 原光世) 5 オ-ストラリアにおける会計基準の設定主体についけ(研究分担者 太田正博) 6 IOSCO(国際証券監督者機構)の組織・運営状況について(大蔵省証券局企業財務課課長 中川隆進) なお,上記の研究にあたっては,本研究グル-プ以外の会計学者等で本研究課題について専門的研究を行っている者から,随時,資料の提供等研究協力を受けた。 以上が本年度(第1年度)における主な研究実績の概要であるが,次年度においては,フランス,カナダ,ドイツ,アジア各国等の会計基準設定主体についても研究を進めて行く予定であり,その進行に応じて,順次,会計専門の雑誌等に研究成果を掲載し,公表して行く予定である。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 新井 清光: "我が国企業会計の諸課題" COFRIジャ-ナル. 第1号. 27-38 (1990)
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[Publications] 新井 清光: "先物・オプション取引等に関する会計基準の形成について" 企業会計. 第42巻第8号. 10-15 (1990)
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[Publications] 太田 正博: "A Comparative Study of the Differential Reporting Systems in Australia and Japan" 福岡大学 商学論叢. 第35巻第1号. 51-118 (1990)
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[Publications] 太田 正博: "Financial Accounting and Taxation Linkages in Australia and Japan." Fukuoka University Review of Commercial Sciences. Vol.34 No.2・3. 427-458 (1989)
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[Publications] 広瀬 義州: "財務報告基準設定論(書評)" JICPAジャ-ナル. 第428号. (1991)
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[Publications] 野村 健太郎: "フランス企業会計" 中央経済社, 589 (1990)
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[Publications] 広瀬 義州,平松 一夫 訳: "FASB財務会計の諸概念〈改訳版〉" 中央経済社, 457 (1990)