1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02302016
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
野村 亨 東京大学, 原子核研究所, 教授 (60087393)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤岡 学 東北大学, サイクロトロンラジオアイソトープセンター, 教授 (70016111)
高塚 龍之 岩手大学, 人文社会科, 教授 (50043427)
大沼 甫 東京工業大学, 理学部, 教授 (00011544)
池上 栄胤 大阪大学, 核物理研究センター, センター長 (00016031)
山崎 敏光 東京大学, 原子核研究所, 所長 (80011500)
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Keywords | ストレンジネス核物理 / ハイパ-核 / H粒子 / パイ中間子吸収 / エキゾティック原子 / 中性子過剰核 / 天体熱核反応 / 非一様ビッグバン模型 |
Research Abstract |
下記に示す主要研究課題について作業グル-プを前年度にひき続き組織し,研究分担者等の研究成果を随時レビュ-し,具体的な研究遂行に反映させた。その上で,全体会議を開催し,相互批判による総合的検討を加え、今後の研究指針を策定した。その結果は,近く印刷・公表する。主要研究課題と主な成果について以下に記す。 (A)ストレンジネス核物理 [i]ハイパ-核の偏極と弱崩壊…(π^+,K^+)反応によって生成したラムダハイパ-核がスピン偏極していることが実験的に確認された。これは世界最初の観測である。 [ii]ダブルハイパ-核とH粒子の探索 (B)基本相互作用 [i]1GeV/Cパイ中間子吸収の系統的測定の成功と△状態の役割。 [ii]エキゾティック原子の研究…反陽子をヘリウムの気体・液体に照射して反陽子原子を生成すると,極めて長時間存続することが世界ではじめて観測された。 (C)不安定核ビ-ムによる核物理・天体核物理 [i]中性子過剰核のソフト巨大共鳴の発見。 [ii]不安定核の天体熱核反応率のク-ロン分解反応法による最初の実験の成功。 [iii]原始宇宙における重元素合成反応と非一様ビッグバン模型の進展。 (D)測定器・加速器 [i]大強度陽子リニアックの開発研究が成功裡に発展した。 [ii]不安定核加速に適した重イオンリニアックの開発に成功した。 [iii]大効率超伝導スペクトロメ-タの完成。 [iv]気体充視填反跳核分析器の改造。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] T.Nomura: "Exotic nuclei arena in JHP" Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B. (1992)
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[Publications] T.Yamazaki: "NUCLEI WITH EXOTIC CONSTITUENTS" Nuclear Physics A. A522. 335C-350C (1991)
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[Publications] Y.Nagai: "MEASUREMENT OF THE NEUTRON CAPTURE RATE OF THE ^<12>C(n,γ)^<13>C REACTION AT STELLAR ENERGY" The Astrophysical Journal. 372. 683-687 (1991)
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[Publications] Y.Nakai: "Inーplane polarization transfer in the ^6Li(p,p') reaction and the effective NN interaction" Physical Review C. 45. 451-454 (1992)
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[Publications] T.Motobayashi: "Dtermination of the Astrophysical ^<13>N(P,γ)^<14>O Cross Section through the Coulomb Dissociation Method" Physics Letters B. 264B. 259-262 (1991)
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[Publications] T.Nomura: "ISOL Based Radioactive Nuclear Beam Facilities" Nuclear Physics C. (1992)