1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02302068
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
平野 宗夫 九州大学, 工学部, 教授 (50037850)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森山 聡之 九州大学, 工学部, 助手 (50136537)
沖 大幹 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (50221148)
中北 英一 京都大学, 防災研究所, 助教授 (70183506)
山田 正 北海道大学, 工学部, 助教授 (80111665)
小池 俊雄 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (30178173)
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Keywords | レ-ダ雨量計 / 降水レ-ダ / 標準フォ-マット |
Research Abstract |
土木学会水理委員会水文部会で「降水レ-ダによる降雨情報の標準化に関する研究」研究班を発足させ、研究を推進している。研究班のメンバ-は本研究分担者の他に、建設省土木研究所・気象庁・東京都土木研究所も参加している。以下に、本年度行った研究成果をまとめる。 1)全員が出席した9月6日研究打ち合せ会で現在使用している或は将来使用する予定の降水レ-ダ(建設省、気象庁、東京都、北大低温研、名大水圏環境研、九大農学部など)の原デ-タを簡単に交換できかつ、研究者が使用している全てのコンピュ-タで使用できるよう留意して標準フォ-マット規格の暫定案を決定した。さらに小池・中北・沖・森山からなる作業部会をおいた。2)10月3日の作業部会において出来るだけ多くの種類のレ-ダデ-タを収集し、これを標準フォ-マット規格(暫定案)のデ-タに変換することに決定した。変換したデ-タは、各分担者のコンピュ-タに転送し、それぞれの解析・予測ソフトウエアで使用できるようにし、互換性の試験を行なった。3)平成2年12月1日の作業部会において互換性試験で問題の出た部分を修正し、標準フォ-マット規格を最終的に決定した。本年度の研究状況は、まず標準フォ-マットの決定においては、分担者全員がその必要性を痛感していた為、殆ど技術的な問題も出ず、フォ-マットをを標準化することが出来た。むしろ、各分担者はフォ-マットの普及の方法を危惧しており、プログラムやライブラリの必要性が指摘された。このため共通のライブラリ・プログラムを作成することにした。このため、次年度は可能な限りプログラム・ライブラリの作成に重点をおいた研究を行い、その成果含めて発表する予定である。
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