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1990 Fiscal Year Annual Research Report

木質材料の接着耐久性に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 02303016
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

坂田 功  九州大学, 農学部, 教授 (10038169)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉田 弥明  靜岡大学, 農学部, 教授 (10126790)
水町 浩  東京大学, 農学部, 教授 (40022165)
鈴木 正治  東京農工大学, 農学部, 教授 (90126293)
佐々木 光  京都大学, 木材研究所, 教授 (50027158)
大熊 幹章  東京大学, 農学部, 教授 (80011906)
Keywords木質材料 / 接着 / 接着剤 / 接着耐久性 / 接着劣化機構 / (屋外・屋内)暴露 / 硬化挙動 / 耐用年数予測
Research Abstract

研究組織をA、B、Cの3グル-プに分け、Aグル-プは現在使用されている接着剤および、開発されつつある接着剤の硬化挙動および劣化挙動を木質材料の製造条件および木質材料の耐久性との関連で解析し、Bグル-プは合板、単板積層材、削片板系統の木質ボ-ドの製造条件と製品の性能、およびボ-ドの使用環境条件と性能劣化の関連についての解析を行い、Cグル-プは新規木質材料の耐久性評価法の検討を行った。
平成2年11月1日、2日の2日間にわたり福岡(九州大学)において第1回の会合を開き、各グル-プメンバ-の持ち寄った研究状況について、討論と意見交換を行った。ここでは特に削片板系統のボ-ド類について、屋外および屋内での長期暴露試験のデ-タが極めて乏しいこと、また既に外国からの輸入製品が出まわり始めていることから、早急にデ-タを整備する必要があることが指摘され、試験を開始することになった。この際、暴露条件にも地域差があること、市場に出まわっている製品のみでなく、製造条件を変えた試料についての試験も行い、製造条件と使用環境条件とを共に考慮にいれた解析ができるような試験条件を設定する必要があることが指摘された。接着の劣化機構に関しては、同一接着剤でも被着材の形状(例えばラミナ、単板、パ-ティクル)により、劣化に関わる因子の影響が異なることが明らかにされた。また、最近出まわってきたイソシアナ-ト系(ウレタン系)接着剤には成分を異にする各種製品があり、その性能、耐久性には幅があり、一律に論じられないことが指摘された。その他、建築におけるユ-ザ-からの木質材料製品の性能についての信頼性に関して、性能のバラツキの問題の評価方法などについて討論を行った。
なお、平成2年度分について研究成果報告書を刊行した。

  • Research Products

    (5 results)

All Other

All Publications (5 results)

  • [Publications] 樋口 光夫,三根 利博,盧 正官,坂田 功: "フェノ-ル・メラミン・ホルムアルデヒド樹脂の接着耐久性におよぼす高分子量ノボラック添加の効果" 木材学会誌. 37. (1991)

  • [Publications] 樋口 光夫,三根 利博,坂田 功: "フェノ-ル・メラミン・ホルムアルデヒド樹脂の熱と水による接着劣化" 木材学会誌. 37. (1991)

  • [Publications] バンバンスビヤント,瀧野 眞二郎,川井 秀一,佐々木 光: "蒸気噴射式半連続(断続)プレスを用いた低比重パ-ティクルボ-ドの製造" 木材学会誌. 37. 24-30 (1991)

  • [Publications] 鈴木 滋彦,斉藤 藤市: "パ-ティクルボ-ドの性質に及ぼす環境因子の影響(第2報)曲げ性能に及ぼす含水率ならびに負荷速度の影響" 木材学会誌. 37. 31-38 (1991)

  • [Publications] 韓 奎成,白石 信夫: "ホットメルト接着剤としてのポリプロピレン" 木材学会誌. 37. 39-43 (1991)

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Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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