1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02305009
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
永山 貞則 早稲田大学, 政経学部, 客員教授 (60208056)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有馬 昌宏 神戸商科大学, 商経学部, 助教授 (00151184)
松田 芳郎 一橋大学, 経済研究所, 教授 (30002976)
折橋 徹彦 関東学院大学, 文学部, 教授 (60064078)
清水 裕之 名古屋大学, 工学部, 教授 (30187463)
守屋 秀夫 千葉大学, 工学部, 教授 (90125964)
|
Keywords | 文化芸術統計 / 演奏芸術 / 若年層の芸術意識 / 経術家の経暦形形成 / 芸術家の生活条件 / アンケ-ト調査 / 聴衆者調査 / 演奏団体の経営調査 |
Research Abstract |
文化芸術統計の体系化のための枠組構成を(1)SNAのサテライト勘定の形で設計するための理論的検討を供給面と需要面の両側面から行い、また(2)SSDSのサテライト勘定として設計するための理論的検討を主として、芸術活動従事者を中心に行った。SNA体系の面では、施設の資産勘定での評価の問題、フロ-としては、サ-ビスの提供であるが、常に赤字勘定の活動をどのように位置づけるかを検討した。SSDSでは、芸術活動者の労働市場参入と労働市場からの脱落のコ-ホ-ト分析にまつわる問題点の検討と、年間の生活時間の使用形態では、主たる業務が芸術活動ではなく教育・その他の職業活動であるとき、どのように評価するべきであるかを中心に検討した。 具体的なデ-タの作成は、(1)主として公共劇場・ホ-ルにたいして、その施設の内容について、アンケ-ト調査を行った。約2100通発送し、現在約1300通回収され、回収率は約61%である。(2)演奏舞台芸術の専門家に対して、アンケ-ト調査を行うための調査票の設計を行った。また調査対象者、約8000人の基本属性をデ-タベ-ス化するために、ファイルの作成を行った。(3)演奏芸術活動の享受者の将来動向を知るために青年調査の調査票設計と全年齢層の検討のためにオ-ケストラに対して実施した。なおこのオ-ケストラ聴衆者調査に関しては芸団協の協力を得ている。 これまで蓄積してきたデ-タの時系列的整理を行うため、三善晃を研究代表者として行った1985ー1986年調査の結果ファイルの再整理を行い、今回の調査の結果と接合できるように準備を行っている。
|
Research Products
(3 results)
-
[Publications] 守屋 秀夫: "公共ホ-ルの現状" 芸団協. 210. 1 (1990)
-
[Publications] 松田 芳郎: "文化政策と舞台芸術の現状と未来" 芸団協. 210. 2-4 (1990)
-
[Publications] 池上 惇 (編): "文化経済学の可能性ー文化政策と舞台芸術の現状と未来ー" 芸団協出版部, (1991)