1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02306003
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
渡辺 格 慶應義塾大学, 名誉教授 (10050858)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原田 宏 筑波大学, 生物科学系, 教授 (90015991)
岡田 善雄 大阪大学, 名誉教授 (30029756)
井川 洋二 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (40085618)
飯野 徹雄 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (80011667)
青木 清 上智大学, 理工学部, 教授 (70101029)
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Keywords | バイオサイエンス / 組換えDNA実験技術 / ヒト・ゲノム / 安全指針 / 安全審査 / cDNA / バイオトレ-ニングコ-ス |
Research Abstract |
本研究は、バイオサイエンスの研究・教育推進の基盤整備に資する為に、(1)わが国におけるバイオサイエンスに関する大学や研究機関における、研究・教育体制の充実と整備を図る為の研究教育動向調査と検討、(2)組換えDNA実験技術の新たな展開と開発に関する調査研究、(3)学術審議会バイオサイエンス部会における検討に資する為の基礎デ-タの収集と整理、またヒトゲノムプロジェクトの研究推進に関する資料収集と整理、(4)わが国における組換えDNA実験技術の安全性の確保に関する検討資料の整備と資料作成、(5)新しい生命操作技術の開発に伴う新しい実験技術の検討と調査、等を行うことを主な目的として行った。以上の各項目事項を達成するために、以下のような事柄を実施した。(1)わが国におけるバイオサイエンスに関する大学や研究機関の研究発展に伴う安全確保の体制として、実験実施施設及び設備の向上に適した安全指針の改正の為の資料収集と検討を行った。組換えDNA実験の安全審査や承認手続きを簡素化するための資料収集と検討を行った。DNA操作によって組換え体と作成または増殖する実験を、実験指針の対象に含める為の資料の収集と検討を行った。cDNAによってもたらされる実験結果のデ-テの取扱いに関する検討を行った。(2)バイオサイエンスと関連した、バイオテクノロジ-の普及のためのバイオトレ-ニングコ-スの検討と準備の技援体制作りの検討を行った。筑波大学におけるバイオトレ-ニングコ-スの課題と実施に関する検討と調査を行った。(3)ヒトゲノムの研究実施の為の設備と施設の検討を行った。(4)自然界において、DNA操作によって作成された動植物が放出された場合の安全性について検討した。(5)新しい生命操作技術の開発による新技術の安全性と取扱いについて検討した。以上の5項目について、渡辺、青木、飯野を主な連絡の中枢として、各班員との連絡のもとで行った。
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