1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02352025
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Research Institution | National Laboratory for High Energy Physics |
Principal Investigator |
平林 洋美 高エネルギー物理学研究所低温センター, センター長教授 (90013383)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小笠原 武 日大, 理工学部, 教授 (40059340)
入江 冨士男 近畿大, 工学部, 教授 (80037647)
山藤 馨 九州大, 工学部, 教授 (90037721)
塚本 修巳 横浜国大, 工学部, 教授 (30017975)
能登 宏七 岩手大, 工学部, 教授 (40005898)
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Keywords | 超伝導 / 超伝導応用 / 極低温 / 液体ヘリウム / 低温工学 / 強磁場 |
Research Abstract |
本研究では「超伝導応用の基礎」をテ-マとして超伝導技術を基盤とした「強磁場の発生とその応用」について調査・研究が行われた。また平成4年度発足・科学研究費重点領域研究「強磁場理工学」(申請代表者:平林洋美、高エネルギ-研)を申請する事を前提に、研究の組織化、及び予備調査を行った。具体的には、 第一回「超伝導の応用の基礎に関する研究会」平成2年11月 「超伝導電磁石のスケ-リングに関するワ-クショップ」平成3年1月 第二回「超伝導の応用の基礎に関する研究会」平成3年2月 を開催し、各関連分野の専門の研究者に広く参加を求め、広範な角度から、研究計画の整理、研究協力推進体制について検討を積み重ねた。 特に超伝導技術を用いた強磁場発生の基礎的研究では、超伝導線材安定化の理学的考察、超伝導新素材の探索について、重点的に検討が深められた。強磁場発生の基礎工学的な研究では、超伝導電磁石の設計におけるスケ-リング則適用の可能性について、特に調査・検討が深められた。これらの研究会、ワ-クショップを通して、重点領域研究「強磁場理工学」申請への具体的研究課題が、高電流密度物性、強磁場新線材、超伝導電磁石工学、複合電磁石工学、構造材料工学、強磁場生物科学、に集約され、研究者の組織化が計られた。また具体的な研究の目標として、「20テスラを越す定常磁場の発生」が議論され、今後重点領域研究で推進されるべきであるとの結論を得た。 以上を基に、平成4年度発足重点領域研究として、「強磁場理工学」が申請された。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] A.Yamamoto and H.Hirabayashi: "Scaling of Superconducting Magnets" Cryogenics. (1991)
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[Publications] K.Yamafuji,etal.: "Effects of Flux Creep on the SSC Dipole Magnets" Cryogenics. Vol.30. 615-620 (1990)
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[Publications] K.Noto,et.al: "A New Fabrication Process of Nb_3Al Superconducting Wires using Clad Chips" Materials Transactions JIM31. No.5. 415-418 (1990)