1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02352032
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大須賀 節雄 東京大学先端科学技術研究センター, 教授 (10013640)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大槻 説乎 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (70037745)
西尾 章治郎 大阪大学情報処理教育センター, 助教授 (50135539)
志村 正道 東京工業大学, 工学部, 教授 (30029409)
波多野 誼余夫 独協大学, 教養部, 教授 (60049575)
有川 節夫 九州大学, 理学部, 教授 (40037221)
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Keywords | 知識獲得 / 概念形成 / 知識科学 / 人工知能 / デ-タベ-ス / CAI / 学習 |
Research Abstract |
平成3年度発足重点領域研究「知識科学における概念形成と知識獲得に関する研究」の研究実施へむけて準備を行った.3回の全体会を開催し,研究の進め方に関する議論等を行った.また,国内の研究者を集めて1回のシンポジウムを開催した. 概念形成と知識獲得は極めて複雑な情報の処理を要する.これをコンピュ-タ化するには,まずこの機能を分析し,定型化することが必要である.本研究においては,これを入力段階における言語あるいは非言語情報の処理の問題,内部において意味に基づくモデルを形成していく課程及びアルゴリズムの問題,その過程の理論化,デ-タベ-スやニュ-ラルネットワ-クなどコンピュ-タ化の技術の問題,これを利用目的に結び付ける技術およびシステムの問題など,この高度機能を検討し,将来の研究方法を探った. 概念形成・知識獲得過程の理論化については,どちらかというと数学的立場から接近する方法が議論された.言語・パタン情報からの概念形成と知識獲得については,心理学者と工学者がペアを組んで研究を行う必要が指摘され,また,知識運用の側面の重要性などが検討された.概念形成と高次学習機能については,人工知能の分野で研究されているいくつかの手法が整理され今後必要な研究方法の検討がされた.デ-タベ-スにおける知識獲得については,従来からのデ-タベ-スの存在原則が変化しようとしていることが指摘され,その中での新しい方向の検討がなされた.CAIにおける知識獲得については,CAI応用のさまざまな側面の存在が指摘された .また,情報科学一般についても,今後の研究のありかたについて,活発な議論がなされた.さらに,海外との研究協力の必要性も指摘された.
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