1990 Fiscal Year Annual Research Report
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02402001
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
小山 勝二 名古屋大学, 理学部, 助教授 (10092206)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田原 譲 名古屋大学, 理学部, 助手 (10135296)
国枝 秀世 名古屋大学, 理学部, 助手 (00126856)
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Keywords | X線天体 / X線パルサ- / 暗黒星雲 / セイファ-ト銀河 / 銀河団 / 鉄蛍光X線 / X線検出器 / X線望遠鏡 |
Research Abstract |
X線望遠鏡による撮像を目指し、今年度は以下の二つを柱にして研究を進めた。 1。ASTROーD及び将来のX線望遠鏡の応答関数を実験室のX線ビ-ムを用いて実測する。 (1)X線検出器とその信号処理系の整備 0.28ー10keVまでの広いエネルギ-範囲で測定する為に、Polypropylene窓の比例計数管を製作し、その信号を処理する為の、<波高分析器(セイコ-EG&G社製)>___ーを購入した。現在、一次元位置検出型比例計数管の試験を行っている。この出力も手持ちの回路を通した後、位置情報を波高分析器で処理する。 (2)望遠鏡結像性能測定の自動化システムの整備 X線望遠鏡による結像を測定するには、位置・角度(3軸)を変えながらX線測定を多数回行わなければならない。これを高速化するため、波高分析器の結果を<計算機(東海電子計測)>___ーに取り込み<(セイコ-EG&G社製専用ソフト)>___ー、同時に同じ計算機で望遠鏡の移動台を制御するシステムを構築した。 2。画像デ-タ解析システムの構築 (1)ワ-クステ-ションのシステム整備 前年度導入したワ-クステ-ション上で、画像解析専用プログラムIRAFを走らせた。 (2)大型計算機を用いた画像解析システムの整備 Fitting等、将来必要と予想される更に高速の解析で必要となる大型計算機と、学内LANを通してつなぐ為、I/F Boxとソフトを備えた<パソコン(富士電機総設)>___ーを用意し、実際に接続に成功した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] H.Kunieda: "Rapid Variability of the Iron Fluorescence Line from the Seyfert 1 Galaxy NGC6814" Nature. 345. 786-788 (1990)
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[Publications] K.Koyama: "Discovery of A Peculier XーRay Pulsar GS1843+00" Astrophys.J.Letters. 356. 47-50 (1990)
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[Publications] K.Koyama: "Hard XーRay Emission from the Carina Nebula" Astrophys.J. 362. 215-218 (1990)
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[Publications] K.Koyama: "Disovery of a New Xーray Pulsar GS1843+02 from the Scutum Region" Publ.Astron.Soc.Japan. 42. 59-64 (1990)
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[Publications] K.Koyama: "An Xーray Pulsator in the Direction of Molecular Cloud MBM12(Lynds1457)" Astrophys.J.(1991)
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[Publications] K.Koyama: "Iron Distribution in the Intracluster Gas of the Virgo Cluster of Galaxies" Nature. (1991)