1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02402053
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Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
曄道 恭 京都大学, 理学部, 助教授 (50025384)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
花田 和明 京都大学, 理学部, 教務職員 (30222219)
前川 孝 京都大学, 理学部, 助手 (20127137)
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Keywords | プラズマ / トカマク / 電子サイクロトロン波 / 加熱 / 電流駆動 / ジャイロトロン |
Research Abstract |
1.平成2年度に設置したジャイロトロン用超伝導マグネットの励磁試験を昨年度整備した直流電源を用いて実施し当初予定した性能が得られることを確認した。液体Heの蒸発量は期待した以上に少なく長時間の連続励磁が可能であることを確認した。 2.ジャイロトロン用電子銃を購入し、平成2年度に行った詳細設計に基づき48GHzパルスジャイロトロンを製作した。 3.上記の48GHzパルスジャイロトロンとジャイロトロン用超伝導マグネットを現有設備である高電圧電源装置と組み合わせて大電力マイクロ波パルスの発生試験を行った。 4.発生試験の結果、発振周波数48.04GHz、最大出力227kW、最大パルス幅29ms、発振効率45%の性能が得られた。これは当初予定した性能をわずかに上回る。 5.WTー3トカマクに上記の高電力マイクロ波パルスを入射し、電子サイクロトロン波を励起するための伝送系およびランチャ-を製作し上記のジャイロトロン出力を用いてホットテストを完了した。 6.WTー3のトカマクプラズマに低磁場側から上記の大電力マイクロ波パルスを入射する実験を現在実施中である。 7.3次元フォッカ-・プランク・コ-ドと電子サイクロトロン波の軌道計算コ-ドとを組み合わせたコ-ドが完成した。 8.上記の計算機コ-ドを用いて多重周波電子サイクロトロン加熱及び電流駆動の解析を実施中である。 9.本研究計画は当初3年計画で立案申請したが、平成2年度科学研究費の第3次分として研究期間2年で認められたため研究期間が若干不足し、目標を完全に達成するには至っていない。引き続き実験を行い平成4年度中に達成したいと考えている。
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[Publications] Y.Terumichi: "Electron Cyclotron,Lower Hybrid Current Drive and Heating on the WTー3 Tokamak" 13th Intern.Cof.on Plasma Phys.and Contl.Nucl.Fusion Research. 1. 777-782 (1991)
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[Publications] T.Maekawa: "Production of High Poloidal Beta Plasma by Biーdirectional Lower Hybric Current Drive in in the WTー3 Tokamak" Nucl.Fusion. 31. 1394-1398 (1991)
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[Publications] K.Hanada: "Sawtooth Stabiligation by Localized Electron Cyclotron Heating in a Tokamak Plasma" Phys.Rev.Lelt. 66. 1974-1977 (1991)
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[Publications] H.Tanaka: "NonーInductive Current Drive Using Second Harmonic Electron Cyclotron Waves on the WTー3 Tokamak" Nucl.Fusion. 31. 1673-1687 (1991)