1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02402054
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
藤原 譲 筑波大学, 電子情報工学系, 教授 (40110473)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 和紀 筑波大学, 電子情報工学系, 講師 (80158097)
北川 博之 筑波大学, 電子情報工学系, 助教授 (00204876)
大保 信夫 筑波大学, 電子情報工学系, 助教授 (20011661)
石塚 英弘 図書館情報大学, 助教授 (50011755)
鈴木 功 筑波大学, 電子情報工学系, 教授 (80011550)
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Keywords | 情報構造 / 意味処理 / 動的構造化 / 情報ベ-ス / 情報モデル |
Research Abstract |
本研究は、情報の意味構造の表現処理方式、動的な情報構造の処理方式およびこれら方式に基づいた研究開発支援用情報ベ-スシステムを開発することを目的としている。本年度は、技術情報の具体例として、有機合成に関するデ-タ、化合物の化学構造デ-タ、高分子化合物デ-タ等を取り上げ、技術情報の収集・分析作業、情報の意味の解析と、構造モデル化、情報の動的構造の解析に関する研究を行なった。有機合成情報については、基本的なデ-タベ-スとして、Organic Synthesisの情報のモデルデ-タベ-ス化、およびその利用システムの開発を行なった。特に、従来のサマリデ-タのみでなく、全文検索に対応すべくテキストも含めた全デ-タのデ-タベ-ス化を行なった。また、シノニム辞書の開発、および有機合成情報に密接に関連した試薬デ-タベ-スの整備も行なった。さらに、これと並行にOrganic Synthesisの文献情報処理にハイパ-テキストの考え方を適用し、上記デ-タベ-スとの統合操作を可能とするシステムに基本設計を推進した。とくに、ハイパ-テキストとデ-タベ-スの統合化方式について基礎実験を通して、具体的な実現の見通しを得た。化合物の化学構造デ-タについては、化学グラフの階層展開に基づく構造表現方式の検討を行ない、関数型モデルに基づくユ-ザビュ-を通して、その意味構造を表現可能とするデ-タベ-スシステムのプロトタイプの開発を推進した。これらの事例ベ-スの研究をふまえて、研究開発支援用情報ベ-スシステムにおける、動的な意味構造を表現する情報モデルとして、RIBーSORITESを提案し、高分子化合物デ-タを対象とした研究開発支援システムの基本ア-キテクチャの設計を行なった。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] .Fujiwara,: "The Materials Design Support Systems with CaseーBased Reasoning" VAMAS and FranceーJapan Joint Seminar of Composit Materials. (1990)
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[Publications] M.Yamazaki,M.Yabe,Y.Fujiwara: "The Image Based Batabase on Electronic Materials Using CDーROM" Proc.of 1st.CAMSE.
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[Publications] Y.Fujiwara,N.Ohbo,H.Kitagawa,K.Yamaguchi: "The Information Base Systems for Materials Research" Proc.12th CODATA. (1990)
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[Publications] Y.Fujiwara,J.He,G.Chang,N.Ohbo,H.Kitagawa,K.Yamaguchi: "Self Organizing Information Systems for Material Design" Proc.of 1st CAMSE. (1990)
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[Publications] 井上,藤原,他: "有機合成反応設計支援反応デ-タベ-スCORESの開発" 情報化学討論会論文集. 13. 13-16
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[Publications] 王、山口、北川、大保、藤原: "コリレ-ションによるハイパ-テキストと関係デ-タベ-スの統合" 情報処理学会第42回全国大会予稿集. (1991)