1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02451013
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Research Institution | Ochanomizu Univeristy |
Principal Investigator |
藤永 保 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (60017126)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂元 章 お茶の水女子大学, 文教育学部, 講師 (00205759)
石口 彰 お茶の水女子大学, 文教育学部, 助教授 (10184508)
内藤 俊史 お茶の水女子大学, 文教育学部, 助教授 (10118979)
内田 伸子 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (70017630)
春日 喬 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (40017140)
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Keywords | 血圧 / 情緒的心像 / ディスプレイル-ル / 規則観 / 社会的認知 / 対人知覚 / ラテラリティ / 感情表出 |
Research Abstract |
平成2年度の研究を発展させ、本研究では、まずポジティブ・ネガティブを問わず、感情の基本的構成要素とそれに及ぼす変数とを、基本的認知・生理心理実験研究を通して確立する。さらにそれらを含めて、生理心理的、臨床心理的、発達心理的、認知心理的、社会心理的アプロ-チ等、様々なアプロ-チのもとで、基本感情の生起の問題、基本的機能の問題等を比較検討し、その結果を統合して、「感情」の基本メカニズムのモデルを構築することを目的とした。 平成3年度においては各班において以下の研究成果が得られた。 生理心理班:平成2年度の研究を継続し、感情の多面的な生理指標として血圧を含むいくつかの指標が明らかになった。 発達心理班:第成2年度の研究を継続し、基本感情の生起・喪失の問題に取り組んだ。 認知心理班:情報処理における適応プログラムというの観点から、基本感情の機能を理論的に検討した。 社会心理班:平成2年度の研究を継続し、社会的適応としての感情表出・抑制の機序について、知見が得られた。また、感情的側面における他者の印象判断の過程について知見が得られた。 これらの結果を、理論的な問題も含めて、藤永が中心となって総括的に統合した(報告書参照)。
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