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1990 Fiscal Year Annual Research Report

理工学系日本語学習者の専門書読解過程に関する実証的研究

Research Project

Project/Area Number 02451035
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

谷口 すみ子  東京工業大学留学生教育センター, 講師 (30217129)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 仁科 喜久子  東京工業大学留学生教育センター, 助教授 (40198479)
中浜 精一  東京工業大学, 工学部, 教授 (90016410)
木村 孟  東京工業大学, 工学部, 教授 (40016506)
Keywords読解の過程 / 読解のストラテジ- / 読解の技能 / 背景知識 / 言語知識 / プロトコル分析
Research Abstract

本年度は1.読解に関する先行研究の文献収集・整理並びに2.学習者の読解過程のパイロット調査を行った。それぞれの結果については以下に記す通りである。
1.読解に関する先行研究の文献収集・整理
主に読解過程のモデル、読解の技能とストラテジ-、プロトコル分析、教授法に関する研究論文(日本語85点、英語90点)を収集し、デ-タベ-スを作成した。また英語の主要な論文9点については抄訳を付加し、中間報告書にまとめた。第2言語としての英語の読解については、内省的なデ-タに基づく研究が多く発表されているが、日本語については母語話者を対象とした心理学的な研究はあるものの、第2言語としての日本語読解過程に関しては先行研究が少なかった。
2.学習者の読解過程のパイロット調査
初級終了程度の理工学系日本語学習者(非漢字圏出身者)を対象に、科学雑誌の記事をテキストとして読解の調査を行った。読解の過程で学習者が使うストラテジ-をDunkel(1986)に基づいて1)予測2)予測と実際のずれのモニタ-3)情報の取捨選択4)自分の理解の確認に分類し、各々に対応する読解のタスクを設定した。被験者はタスクに答える形で、自己の読解過程を報告した。この観察は個人別、及びグル-プで行われ、ビデオとテ-プレコ-ダ-に記録された。学習者は限られた言語知識にも拘らず、背景知識に助けられて、文章の大意を理解することができた。背景知識とは、(1)記事の内容についての先行知識、(2)写真、グラフ、図などの文脈理解の手がかり、(3)文章中のキ-ワ-ドである。Carrell(1983)は、これを背景知識の3要素と呼んでいる。背景知識を活用して読むことは確かに効果的だが、言語知識の不足のために文章中の新しい情報を正しく捉えることができなかった者も見られた。読解には、読み方の技能と言語知識の両方が必要なことがわかる。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 谷口 すみ子(研究代表者): 読解に関する文献調査の報告(研究成果中間報告書). 1-78 (1991)

URL: 

Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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