1991 Fiscal Year Annual Research Report
イギリス地方自治体におけるハウジング・マネ-ジメントの展開に関する研究
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02451094
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| Research Institution | Mejiro University College |
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Principal Investigator |
中島 明子 目白学園女子短期大学, 生活科学科, 助教授 (30113294)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 浩 福島大学, 行政社会学部, 教授 (20124589)
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| Keywords | イギリス / 地方自治体 / ハウジング・マネ-ジメント / 住宅政策 / 公営住宅 / 借家人参加 |
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| Research Abstract |
(1)1990年度に予備調査を行い、居住者調査の実施を試みていたが、十分な調査対象(団地自治会及び居住者組織)を把握することが出来なかったので、調査を実施することは断念した。
(2)代わって、ボランタリ-な居住者の住宅にかかわる助言及び支援組織の存在が、居住者の住生活の改善にとって大きな役割を果たしていることがイギリスの特徴であることが判明し、これらの組織についての調査を実施した。方法は、住宅センタ-トラスト発行による『住宅年報』に掲載されているこれらの組織全てを対象に郵送による調査、合せて現地調査の段階で主要な組織のインタビュ-を実施した。
(3)さらに関連して、公営住宅における借家人参加について、第1年度(1990年度)に引続き資料収集を行い、さらに現地において、主要な組織へのインタビュ-を実施と「参加」により改善を行った団地の見学を行った。この結果については、論文として、「借家人参加」の歴史、定義、事例、意義等についてまとめた。
(4)これらの過程で、(公営住宅)居住者の自覚的意識を高めながら住居管理を実施するという方法は、住宅政策における“社会住宅Social Housing"論の中で位置づける必要が浮かび上がってきた。その内容はイギリスの戦後の福祉国家政策に基づく住宅政策の根本的な見直しであり、地方自治体が直接大量の公営住宅を供給し管理することの見直しである。これらについては現在資料収集し、分析とまとめを行っいる。
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