• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1991 Fiscal Year Annual Research Report

地球環境の保全を志向する自然観の育成をはかる理科カリキュラム開発の基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 02451103
Research InstitutionNatiotal Institute for Educational Research

Principal Investigator

下野 洋  国立教育研究所, 科学教育研究センター, 地学教育研究室長 (30142631)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 三宅 征夫  国立教育研究所, 科学教育研究センター, 科学教育研究室長 (50000071)
恩藤 知典  神戸大学, 教育学部, 教授 (40033568)
Keywordsランドサット画像 / 地形 / 霧 / 谷川 / 同定 / 地形図 / 自然環境 / 評価
Research Abstract

1.ランドサット画像による調査結果からみた環境認識の実態
(1)地形の読み取りと位置の同定(調査対象:岐阜県国府中学3年生)
高山市、古川町など飛騨地域を中心とするB5判のランドサット画像(50万分の1)において、乗鞍岳、御岳などの高い山、高山市、古川町などの位置を同定することは大変良くできる。しかし、地元の荒城川、宮川などの4本の河川の流域とその合流点などを写し取る作業の結果はあまり良くない。
(2)霧の広がり方や霧の分布高度のとらえ方(調査対象:同上)
霧におおわれた地域(河合村と古川町のごく一部)を答えさせる課題は約3割の正答率であった。霧の広がり方については、場所によって霧の濃淡が異なること、霧は山に囲まれた所・平地・盆地に広がっているという記述が多かった。このとき、霧の分布域は大変広いことを挙げたものが1割ほどいた。
霧の分布域を地形図に記入する作業では、約4割の生徒がほぼ正しくできており、少し大き目もしくは小さ目に記入したものも合わせると約8割の生徒が霧の分布域をだいたいとらえているといえる。
霧の分布高度の読みとりも約4割の生徒が正しく回答している。
2.霧の観察における「関心・態度・意欲」についての評価
中学校理科の指導要録の観点が、今回改訂された。自然事象への関心・意欲・態度では、自然の事象に関心をもつ、科学的に調べる活動を行う、協力をして活動に取り組む、日常生活と関連づけて考察する、自然環境を保全し生命を尊重するなどがその一般的な評価項目である。
平成2年度に行った霧の観察記録を基に、これら項目についての評価を試みた。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] 下野 洋: "身近な気象現象の観察" 理科の教育. 40. 50-51 (1991)

  • [Publications] 下野 洋 他: "中学校生徒の霧にたいする認識" 日本科学教育学会年会論文集. 15. 171-174 (1991)

  • [Publications] 小島 繁男 他: "霧に対する認識の体験による変化" 日本科学教育学会年会論文集. 15. 175-176 (1991)

  • [Publications] 下野 洋: "野外における児童生徒の環境認識の実態と環境教育" 日本科学教育学会年会論文集. 15. 549-552 (1991)

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi