1990 Fiscal Year Annual Research Report
視覚特性を考慮したカラ-ハ-ドコピ-の最適色再現設計と画質評価に関する研究
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02452080
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
三宅 洋一 千葉大学, 工学部, 教授 (70027895)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
羽石 秀昭 千葉大学, 工学部, 助手 (20228521)
矢口 博久 千葉大学, 工学部, 助教授 (30134844)
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Keywords | 色補正 / 肌色抽出 / 顔パタ-ン抽出 / 露光制御 / ハ-ドコピ- / 色変換マトリクス |
Research Abstract |
CRT画像,特にNTSCテレビ画像をカラ-ハ-ドコピ-とする問題とネガカラ-フィルムのカラ-プリント処理工程における最適色設計について研究を行った. まず,前者の研究では色再現について特に重要である肌色再現を測色的および好ましい色再現に向けて新しい手法を提案した.すなわち,テレビ画面中およそ4000色の肌色を測色しこれらの分布が確率楕円で近似できることを示し,さらにパタ-ン認識の手法を導入して顔パタ-ンを抽出し,これらの領域の色を任意に変換できるアルゴリズムを開発した.色変換では一般の色については1000色を,肌色については確率楕円40%の領域での400色を基準としてハ-ドコピ-とCRT上の色差が最小となるように非線形項を含むマトリクスの係数を計算した.これらの理論に基づいてテレビ画像を新聞印刷することを試み従来の手法に比較して優れた印刷を得ることが出来た. 一方,ネガカラ-フィルムの露光制御では従来画面の平均色がグレイとなるような,いわゆるLATD法による色補正が行われている.我々は,画面に支配色がある場合の色補正を濃度累積密度関数,画面からの顔パタ-ン抽出を基礎として行う新しい手法を提案した. この手法にではカラ-フィルムに対して不適性な光源で撮影された画像についても大幅な色補正が可能となる.これらの原理に基づいて並列演算によるカラ-プリントシステムを構築し実験的にもこの手法の有効性を明らかにした. 以上本年度は,テレビ画像のハ-ドコピ-とネガカラ-フィルムのプリント処理工程の色再現向上を目的として新しい概念による色再現設計のアルゴリズムを構築することができた.
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 三宅 洋一: "Facial Pattern Detection and color Corrction from Television Picture for Newspaper printing" J.Imaging Technology(U.S.A). 16. 165-169 (1990)
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[Publications] 三宅 洋一: "An Evaluation of Image Quality for Color Images with Different Spatial Freguency Characteristics" J.Photographic Sciencl(U.K.). 38. 118-121 (1990)
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[Publications] 佐藤 恭彰: "Facial pattern Detection and Color correction from Negative Color Film" J.Imaging Technology(U.S.A.). 16. 80-84 (1990)
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[Publications] 佐藤 恭彰: "濃度累積密度関数を用いたカラ-写真画像の露光制御" 日本写真学会誌. 54. 15-24 (1991)
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[Publications] 三宅 洋一: "ハ-ドコピ-における色再現理論の展開" 電子写真学会誌. 29. 284-292 (1990)
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[Publications] 宮田 公佳: "スチルビデオ画像の色再現改善とその画質評価" 日本写真学会エレクトロニックフォトグラフィ-論文集. 35-38 (1990)
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[Publications] 三宅 洋一: "色再現の基礎と応用技術" トリケプス, 227 (1990)